第11話 ドラえもんはどこにもいない【会社員時代②】
こんにちは。ライトコピーライターの海島たくやです。
今回は、30歳になり、初めて社会人として就職し、そこで体験した出来事をお伝えしてまいります。
何とか仕事を覚えられてきた時期に、上司からの嫌がらせや、無理難題などがエスカレートしていきました。
たとえば
・コーヒーやパンを買ってこい!
・この資料をあと3時間で終わらせろ!
・お前がここにいられるのは、俺のおかげだからな!
まるで上司はジャイアン、私はのび太でした。
ここでは、ドラえもんのように助けてくれる人もいないので、ただ、上司のいうことに、耐えるしかありませんでした。
今日は上司は何をいってくるんだろう・・・とおびえて会社に行く毎日。
ある時私は、定時で帰れるように頑張って仕事を終わらせました。ですが帰宅後、上司からの電話が鳴り響きました。
「あの資料を追加で、明日までに終わらせておけよ!」との業務命令でした。
せっかく早く終わらせて家に帰ったのに、私はまた夜に出社して、終電前まで仕事をしました。
そんな出来事はしょっちゅうあり、終電を逃し近くの満喫で朝を迎えたこともありました。
しまいには、休日に突然電話をしてきて、「そういえば、○○の資料はどこにあるんだっけ?」と、わざわざ電話をかけてくるのです。
週が明けて、出社したときに確認できることを、わざわざ確認するために電話をしてくるのです。
要するに、単に私を「いじめたい」がための行動だったのです。
しまいには、「上司命令」がエスカレートしていき、会社の前で無理やり、おはようございますを100回言わせられたりもしました。
そんなモラハラやパワハラが毎日続き、私の人生がどんどん壊れていったのです。
何もしないときにも、涙が突然あふれてきたり、手が震え始めたりしていました。
また、会社に行く前に、心臓がバクバクして汗が止まらなくなったり、気持ち悪くもなりました。
明らかに自分でもおかしいと思いました。当然、周りからも変な目で見られていました。
ある時、会社の最寄り駅2つ手前辺りで、吐き気がひどくなり電車を降りました。
しばらく休んでいたのですが、全然症状が治りません。
私はそのまま会社に電話をし、休みの連絡をしました。
当然、上司は電話の向こうでわめくし、さわぐし、ののしってくるしで、こう感じていました。
「もう無理だ・・・」
そのまま精神科へ診察しにいきました。
たまたまその日に限って、当日でも受診が可能なところが見つかりました。
そしてそこで、「重度の適応障害」と診断されたのです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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