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『カメラじゃなく、写真の話をしよう』を読んで。

こんにちは、フォトコンテストサイトのCamecon(カメコン)のデザイナーをしているUmiです。
Cameconがきっかけで昨年からカメラにハマり、カメラ1台、レンズ6つ(内オールドレンズ3つ)買ってしまいました👶

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宣伝になってしまいますが、誇張表現ではなくCameconでは毎日本当に素敵な写真の投稿がたくさんあるのでぜひアクセスしてみてくださいね!

そんなカメラ初心者の私が「初心者のうちに読めてよかったな〜」と思った『カメラじゃなく、写真の話をしよう』を一部抜粋して紹介します。

良い機材で撮る≠良い写真

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カメラハマりたての初心者にあるあるだと思うのですが、「良い機材で撮る=良い写真」だと思いこんでしまうことがあります。

良い写真を見ると、「どんな機材で撮ったんだろう?」というのが気になり、写真そっちのけで価格.comを見たり、AmazonやYoutubeのレビューを見たり。

でもそれは良い包丁を使っただけでは美味しい料理が作れないように、まずは料理の腕を磨くこと。
つまり、撮影技術など写真を構成する他の要素も高いレベルを満たさなければ良い機材を使ったからと言っていい写真が撮れるとは限りません。(もちろん、良い機材で撮るに越したことは無いですが)

良い写真とはなにか?

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良い写真は、高画質な写真や完璧な露出や構図の写真ではありません。同じ写真でも「良い」と思う人と「良くない」と思う人がいます。
その違いは、撮影者と写真を見た人が合致するかに依存し、ケースバイケースです。

言い換えるなら、「良い写真=共感、共鳴」となります。

もし「あなたの写真は全然良くない」と言われたとしても、全く気にする必要はありません。
写真は撮る側もどういう想いを載せるかは自由ですし、受け取り側の解釈もまた自由です。
同じ波長を持った人が世の中には必ずいるので、自分にとっての共感を大切にし、自身を持ってあなたが最高に好きな写真を撮り続ければいいのです。

自分が最高に好きな写真を見つけるヒント

テクニックはあくまで手段であって目的ではない
NDフィルターで滝を白糸のように写す表現、ストロボで多灯ライティングなどのテクニックは、あくまで被写体の魅力を引き立てる手段です。良い機材で撮る≠良い写真ではないように、応用テクニックを使うことを目的化しないように注意しましょう。

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撮ったら必ず編集しよう
カメラで撮ったままの状態の「撮って出し」に拘る人が一定数いますが、料理に例えるとそれは「素材そのままで味わってください。味付けはしません」といった状態です。撮って出し派の主張としては、「写真家たるもの撮影だけで作品を完成するべき!」というような考えに基づきますが、撮った時点でカメラの映像エンジンが自動的に編集しているので、「撮って出し
=無編集/無加工」ではないのです。

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自分の気持に
正直に自分の気持に正直でいると、不快に感じるものや不安に感じるものなど、「撮らないもの」が浮き彫りになってきます。また、Instagramなどのトレンドを見ていると色々目移りしてしまいますが、流行りや人の意見に惑わされず、自分が美しいと思う瞬間、心が動かされる瞬間などに目を向けて楽しんでシャッターを切りましょう。

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写真集を読もう
InstagramなどのSNSではいいねを貰いたいために刺激的な写真が多く、SNSばかりみていると写真がSNS向けになってしまう恐れがあります。写真集は「掴み」が大切なSNSとは違い、複数の写真で作品が成り立っているため、ストーリー性があり、写真本来の多様性や写真集の楽しさに気づくことができます。

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感想&まとめ

この本を読むと、撮りにでかけたくなる気持ちがとても高まります。(ご時世的になかなか外へは撮りにいけないですが…。)
カメラや撮影テクニックについての本が多い中、このような「写真」の本は新鮮でした。何回も見返したい本です。

今回紹介した内容はほんの一部です。ぜひ気になった方は購入してみてください✨


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