うみのこびと

うみのこびとは、葉山の海辺にある 小さなシュタイナー園です。 ルドルフ・シュタイナー…

うみのこびと

うみのこびとは、葉山の海辺にある 小さなシュタイナー園です。 ルドルフ・シュタイナーの思想にもとづき、 「自然」「生活」「芸術」を柱とした 幼児教育を実践しています。

最近の記事

シュタイナー園で聞くメルヒェン/第3回

(第1回、第2回) しらゆきひめは人間の運命を語るメルヒェンです。 《 まま母の役割 》 王さまの後添いとしてやってきたまま母は、“新しく生まれた魂が(「王国」というイメージ像で語られる)「人間がもともと住んでいた精神界、天上界」から「物質の世界」へ入り込んでゆくことを促す役割”を演じます。 《 美しい 》 しらゆきひめというとだれでもが思い浮かべるこのおきさきのことばですが、これは何を意味しているのでしょう。 鏡とは世界をすべて映しだす目です。メルヒェンの中での

    • シュタイナー園で聞くメルヒェン/第2回

      第1回から時間が経ってしまいました。 秋、こびとたちが地面の近くでせっせと働いていた秋が過ぎ、冬も過ぎて花々が次々に咲き始めています。こびとたちが地面の下で用意してくれた様々な色です。 これからグリム童話の「しらゆきひめ」について書きます。「しらゆきひめ」の話の中には7人のこびとが登場しますね。それはちょっと先のことになります。こびとについては、後でぜひお話ししましょう。 まずは始まりを見てみましょう。 と始まり、どこやらの国の王さまのおきさきが黒檀の枠の窓ぎわに

      • シュタイナー園で聞くメルヒェン/第1回

        わたしたちは神奈川県の葉山町でシュタイナー教育を行なっている 「葉山シュタイナー子どもの家 うみのこびと」です。 わたしはそこで、オイリュトミーという身体を動かす科目を教えている 猿谷利加と言います。これから園で行なっていることをご紹介していきます。 オイリュトミーの様子 まずは子どもたちが聞いているメルヒェンについておはなしします。 シュタイナー園では、まいにち子どもたちはおかえりの前に先生が語るメルヒェンを聞きます。 子どもたちは先生を囲み、丸くなって座ります。

      シュタイナー園で聞くメルヒェン/第3回