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生理こそ、わが人生

だった。

一か月の半分以上生理用ショーツを履いていた人生が突然終わった。

ジェットコースターのようなスピードで終わっていったのだ。

だらりだらりと終わったどうかわからない生理最終日とは違う。

完全に、終わったのだ。

子宮全摘出手術を受け、退院一日目。

体の中で内臓が暴れているような痛みも落ち着き、鎮痛剤さえあればこうして座ってタイピングできるくらいには回復している。

洗面所のタンスの中には、ふつうの人の半年分くらいの生理用品がたまっている。

夫が大切に管理している避難用品入れにも多分半年分くらいの生理用品がたまっている。

どれももう必要ない。

子宮がないのだから。

この先の人生で体験するであろう苦労を、全身麻酔と腹腔鏡手術に使ったと思えば絶対に良い選択だった。

はじめての生理は16歳。

そこからはじまる生理と私の行きつく先が…

大量出血による緊急入院、輸血、そして子宮全摘手術だなんて、今でもどこか信じられずにいる。

こうして座っているわたしの中にもう子宮はない。

せいせいするわ!と思っていたけれど、喪失感がないといったらウソになる。

世の中の過多月経、過長月経と共生している方たちに

こういう選択もあるんだなあと知ってもらうのも良いと思っている。

根っからのおせっかい。

構成もへったくれもない、時間を作り思いつくままいろんなことを書いてみようと思う。