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蟲文庫さんに行ってみたい

リクガメを飼って10年になります。

飼い始めた頃、リクガメの飼い方についての本を
たくさん読みました。

リクガメだけの本に限らず
「カメ」の文字さえ見たら
イシガメやクサガメなどの
水棲ガメの本も
読んでしまうほどでした。
当時リクガメだけの本は
それほど多くなかったのです。

田中美穂さんの『亀のひみつ』に出会ったのは
その頃です。
畳の上を自由に歩き、お庭で日向ぼっこをするカメたちの写真を見て、かわいいなぁと目を細めていました。

それから何年も経ったある日。
図書館の本棚の1番下の棚に並んでいる本が
目に留まりました。  

藤井久子さんの
『コケは友だち』という本です。

少し前に
青山美智子さんの『猫のお告げは樹の下で』
を読んでいたのですが
巻末に参考文献が1冊だけ記されてました。
それが『コケは友だち』でした。

タイトルが印象深かったので覚えていました。
コケと友だちになれるなんて!

すぐに『コケは友だち』をかりました。

コケの超初心者であるわたしでも
わかりやすくて楽しく読めました。
コケと友だちとまでは言えないけれど
知り合いくらいにはなれたような気がします。

そうなるともっとコケを知りたくなって
他のコケの本も読みたくなってきます。

そこでまた図書館の本棚の前にしゃがみ込んで
いちばん下の段を見てみると

田中美穂さんの『苔とあるく』があったのです。

本を開いて
ハッとしました。

田中美穂さんって
亀のひみつの人だ!
そうだ、蟲文庫の店主さん!

点と点がつながって
目の前が明るく開けていくような気がしました。

それから『わたしの小さな古本屋』も
すぐに読みました。
蟲文庫さんのエピソードはどれも興味深くておもしろいですが、特に犬が2匹連れ立ってお店にやってきた話が大好きです。
写真の犬たちのかわいいことといったら!

蟲文庫さんにいつか行ってみたいです。






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