沙々杯に参加します。
皆様、こんにちは。
昨年の白杯より、「みんなの俳句大会」に参加させていただきました。
俳句幼稚園では、先生方やたくさんのお友達が大変優しくしてくださり、すっかり俳句が楽しくなってしまいました。
私事ですが、今年はチャレンジの一年です。(さっき決めました。笑)
張り切って(?)三句を応募いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
居るはずのなき母の声冴ゆる朝
(いるはずのなきははのこえさゆるあさ)
母が亡くなったのは、25年ほど前のことです。それなのになぜか、母の声が聞こえたような気がすることがあります。寒い朝の幻聴かもしれません。記憶も定かではないのに不思議と、その声も、話し方も、やはり母のものなのです。
レンタルの蒲団真白き子供部屋
(レンタルのふとんましろきこどもべや)
巣立っていった子どもが、数年ぶりに帰省しました。私にも、子どもにも、家にも、等しく時間が流れました。子どもは気遣いを覚え、私は境界線を守り、元子供部屋には真っ白なレンタル蒲団。こうして少しずつ、新しい関係性が育つのかもしれません。
凍土や眼孔深き少年兵
(いてつちやがんこうふかきしょうねんへい)
まだあどけない少年が、銃を構える。「平和」という言葉の意味を知らない子ども。「平和」という言葉そのものがない国。そして泣かない子ども。人が人を殺すことの愚かさに、人は、いつになったら気付けるのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。もしも気に入っていただけたなら、お気軽に「スキ」してくださると嬉しいです。ものすごく元気が出ます。