わたしはわたし。わたしのために。

実家みたいな喫茶店。

3ヶ月ぶり。…。もう3ヶ月か！

ほんとうは
新しい仕事を決めて 軌道にのってから
胸を張って報告に来たかったのだけれど。

テレビ番組で
有名なタレントが絶賛したからと
売り切れが続いていたアンプレスも
今日は まだあるようでホッとする。
評判になっても
やたらと仕入れを増やしたりしない
商売っ気のなさも 嫌いじゃないょ。
だけど わたしが食べられないのは寂しい。

おいしいなぁ。

おなかが ぺこぺこだったので
今日も空振りだったら
しょんぼりするところだった。
3回連続振られるのはね。

ぺろり、と平らげる。
おなかも満たされ 元気になる。

✴︎

今朝
家で 珈琲を淹れた。

仕事をしているときは
家で飲むことは ほぼなかったので
ネルは おろしていないし
ドリップポットも 貰いものの大きなもの。
使い慣れない。
豆は 以前の勤務先で買ってきていた。
いちばん飲み慣れていたブレンド。
ペーパードリップで淹れてみる。

うむ。
苦味が強く コクが足りない。

また いちから なんだな。

新しい お店で働くならば
そこの味を習得するために。
そうでないならば
自分で 自分の納得する味を。
以前の勤務先の珈琲の味が
今のわたしの基準になっている。
それは 変化するのだろうか。

特技は 美味しい珈琲を淹れること。
プロフィールにも
喫茶店での日常の仕事と俳優業をライフワークに
と書いてきた。

それなのに。
なんて不確かなものなんだろう。
ゆらゆら揺れても まだ折れない。

たとえ
理想の職場が みつからなくても
わたしは わたしに
珈琲を淹れ続けようと決める。

✴︎

最近 面接を受けた喫茶店の店長が
嗅覚障害のことを聞いたときに
「他のことでカバーできるでしょう」と
自身の花粉症のときのことを話してくれたのが
泣きそうになるくらい嬉しかった。

Wワークで制限があって
嗅覚障害で

引け目に感じる気持ちが
強くなっていたんだろう。
変えられないことを
引け目に思っても仕方がない。

わたしは わたし。
できることしか できない。
だけど できることは アピールしなくちゃ。

あー

仕事は
縁があるかどうかは 委ねるしかないけれど。

できることを。
自分を 元気にする珈琲を。