2024/07/13「腹痛の夜。薬膳、よめぼく、ボーイフレンド」
今日はラジオの収録をした。
OPに新曲をつかった。聞いてわかるとおりミクチャーロック風。
イントロ２コード、Aメロが１コード、サビで４コード、全部で４種類のコードしか使っていない。
グランジロックが好きなので、静と動のコントラストで作られている簡単な構造の曲がなじむ。
そこに動の部分でアニソン的なシンプルにかっこいいサビが来ると理想的だ。
つまり、これは理想的な曲である。最高。
📻️「海猫沢めろんと滝本竜彦のラジオ人間改革」ApplePodcastでもきけます
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) July 13, 2024
最新話２２話のオープニング曲はマキシマムザホルモンではななく、エリーツの新曲ですhttps://t.co/2L3Muosdus
そういえば『TOKYOHEAD 完結編』と『TOKYOHEAD -NONFIX-』が電子書籍化します。
しばしおまちを。
電子書籍化が進行中ですが、しばしお待ちください！ https://t.co/h2YTqoKRCm
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) July 13, 2024
外で食事をするさいに、健康を基準にすると、行ける店が少ない。
こんなにもおびただしいお店があるのに、それらがみんなの平均的な美味しさにおさまるものしかつくらない。
だからまずい料理にであうとうれしくなってしまう。
たまたまみつけた薬膳カレーを食べに行ったが、薬膳スープカレーしかなく、苦手なシナモンが入っていたので避けた。
薬膳冷やし中華を頼む。
昼食べた薬膳冷麺 pic.twitter.com/Ox5pmNrM2G
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) July 13, 2024
よく見ると、すべてのメニューに「薬膳」とついている。
薬膳とは何か。
スパイスを使っているということだが、本当にそれが健康なのか。
食べると眠くなるし、なんだか動きが鈍くなるから、食事は健康に悪いという考え方もある。だとしたらなにも食わさない健康な食堂があってもいい。そんな単純バカなことばかり考えてしまう。
こういう発想でつくられたのが秋元康のカレー屋、「うんこや」とかなんだろうな。
散歩しながら帽子を買うために、商店街のいろいろな店に立ち寄り、帽子を試着する。
帽子をかぶって自分の姿を鏡で見ると、目の下のたるみが目立つあやしい男が映っている。岸部一徳より怪しいな。
帰ってから、本格的にそうめんを食べるために、常備菜を作っておく。
ナスを煮た。夏は食欲がないからこれを冷やして、そうめん一束と食べる。そうするとこの冷やしなすが、氷とめんつゆと具、３つの役目をはたしてくれる。優秀だ。関羽じゃん。
ナスの出汁煮製作中 pic.twitter.com/aJ3tS1w0K6
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) July 13, 2024
外食は1日1度、1000円以内に抑え、それ以外の時間はひたすら執筆する。これが執筆時のルーティーンだ。
『東大理三の悪魔』を読んだ。
自費出版？ Kindleでいまなら無料で読める。
秀才が集う東大理三を舞台に、天才の本質に迫る！ 東大卒医師が描く《真の天才》の姿。リアリティとフィクションが交錯するSFファンタジー。
読みながら、ヨーグルトを食べて、お菓子を食べて寝ていると、夜中に鬼のような腹痛に襲われた。
しばらく我慢していたが耐えられず、お手洗いに駆け込む。
その中でまた本を読む。腹痛とともに読了。
地の文の怪しさや誤字が多少あるのだけれど、それはともかく会話が非常に良い。
理系・文系の研究者たちとフルスロットルで妄想じみた会話して、ロジカルハイになったときなんかに近い。
小林泰三と初期の池澤夏樹（理系のハルキと言われてた）を悪魔合体させたみたいな……。
編集者が入ってないからこそか、なんだかよくわからないパワーを感じさせるものになっている。
ただし、円城塔を期待して読むのはまちがってます。そっちではない。やっぱり小林泰三方向なんよね。
なんだか目が冴えてしまったので、Netflixで『余命1年の僕が、余命半年の君と出会った話』という映画を見た。
映画業界でキラキラムービーと呼ばれるタイプのやつで、画面がキラキラしていて、登場人物もセリフもすべてがキラキラしている。
「King & Prince」の永瀬廉とヒロインの出口夏希が輝いてる。
揶揄ではなくて、ほんとに画面がふわっと光っている。この光ってる感じで、もうなんか、せつない。
光ってる、正義。
画面はなんでも光らせるべきだ。
途中で出てくるスクールカースト上位の友達がいい味だしてんな。
登場人物に好感が持てて、少し感動してしまった。青春っていいな。
原作、ちょっとブルーライト文芸じゃん。
ぜったい文章がせつないよこれ。原作読みたくなった。
眠れないので全員ゲイの恋愛リアリティーショー『ボーイフレンド』を見続けた。
全員が恋愛対象なのがなかなか面白い。普通は男女混ざっているのでチームがわかれるが、これはそうではなく、全員が全員に恋愛感情を持つ可能性がある。バトロワだ。
途中で出てくるゴーゴーボーイのユーサクがあまりにも格好良すぎる……。アランも最初はうざいと思ったけど、実際にはめちゃくちゃ性格が良さそうだ。泣けるエピソード満載で濃厚。
寝る。
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90年代の地方都市でクソみたいなサイコパスの萌えオタが闇金ウシジマくんみたいな生活を送ります。おわり。連載時の新井英樹 先生のイラストが全部収録されています。 表紙デザインも海猫沢。
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