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田舎には長袖がないらしい #69

あっついねぇ。ついに長い夏休みが終わってしまうので大号泣しながら書いてます。それは嘘だけど動物を飼ったらいつか死んでしまうと泣くとか、トトロを見て5シーンくらい泣くとか、死ぬときはどう振る舞おうかと想像して泣くなどはしました。休みが終わりにむかうに連れて、不安定さが強まってゆく……。

ばあちゃんの施設に通うべく、田舎にしばらく住み込んでる🏥母親から「ばあちゃんが施設が寒いというけどこちらには長袖がないので送ってくれないか?」という依頼。暇だったのでユニクロ、無印、ZARA(93歳に着せる長袖は1枚もない!)などを回るも見つからない。そりゃ暑いもんね。

喫茶店でひと休みし、知り合いにお勧めされたとある啓発系? の本を読む。うーん。マジ簡潔に言うと寂聴に傾倒してそうな婆さんの戯言って感じで全然染みない。小説以外の本、とくにビジネス書や自己啓発本を読むのってほんとに基本的に苦痛なんだよなぁ。『暇と退屈』や『スパルタ婚活塾』はまったくもってそう感じさせない本なんだけど。

なんでだろうか、地の文に想像の余地がないからかな? 著者がそうだということを受け入れながら読むのがしんどいというか。それよりは事実が羅列されているほうが良いので事実パートはすきかな。エッセイも別に嫌いではないし、事件モノノンフィクションとかも好き。『凶悪』は今考えても震え上がる。

小説の良いところは自分とはちがう人間の内心におもいをはせられること、風景を頭の中につくり上げる面白さ、実は語り手だって正しいかわからないよねという世界だということ、とにかくいつだって少し私たちに余白が残されていることでしょうか。

極めて現実主義な人たちだったので、「そこまで没入する恋がしてみたい」という結論になった。問題が発覚しても慰謝料が絡んでも訴訟を起こされても覚めない恋って相当だよね

まさにさっきの本にこの話があった。そんな求め合う恋なんて誰にもできるもんじゃない、しかし「子供を産んだ母親だけは理不尽に求められることを体験できる」って書いてあっておれはウゲーってなったわけだけど……。

没入できる恋ってやっぱり少なからず理不尽さや大きな抵抗が盛り立てる恋、な気もするから、別にしなくても良いもんだろうなぁと思うようになった。でもよくしてた。振り向いてくれない冷たい恋人や、束縛の激しい恋人、たまたまナンパで出会った恋人との会話のない身体メインの関係とか……。あーいうのに没入はあったけど、永遠はなかったなぁと思う。

細川さんは一緒に買い物に行くと割と服をレコメンドしてくれる。ブラジルのブランドが出してる黒のノースリーブワンピースとか、結構がっちりしたトレンチコートとか、8cmくらいヒールがあるカーキ色のパンプスとか。主にかっこいい女っぽいものを選んできてくれて非常に趣味が良いなと思うし、俺に似合うものを理解している感じがある

細川さんがチャーハンにこれらの服を勧めてくるのめちゃくちゃグッとくる……。と、尊い❤️ワイもさっぱりとしたかっこよさ目のシャツやワンピースを勧められることが多いものの、ワイはとにかく花柄が着たい、花柄ヤクザなんだが、夏は結構たくさんあってテンション上がる。冬服は選ぶ気も起きない。あったかければおけ!と思って暮らしてる。夏服の女子、みんな可愛いから、永遠に眺めていたいよな……。

暑い日を吹き飛ばすためにカフェでビールを飲みながら約20分で書きました。長袖はKEIO百貨店で買った。ご自分のですか? と言われておばあちゃん用です!と言ったんだけど、おばあちゃんの服を買うのに適切な店だったかよくわからなくて少し消化不良。

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