社会人2年目で未経験からコピーライターになるまで〜学生編〜
□コピーライター養成講座
宣伝会議のコピーライター養成講座は、私の人生のターニングポイントのひとつでした。そのくらい、とてもとても濃い半年間でした。
本屋でたまたま見つけた本で、宣伝会議のことを知って、その日のうちに体験講座を申し込み、週末の体験講座を終えた時点で即通うことを決めました。
コピーライター養成講座に通おうと思った理由は、ふたつあります。
ひとつは、単純におもしろそうだなと思ったから。
もうひとつは、広告業界に就職したいけど、うちの大学には広告の授業がなかったからです。いきなり就活で「勉強したことありません。でも、働きたいです!」って言うのはなんかおこがましいな、と。
「お金払って、勉強してました!!」でやっと、選考してもらえるレベルかなと思って通うことにしました。
□マイルール
講座に通う前、自分で決めたルールがあって。それは、一番前の真ん中に絶対座って授業受けること。
体験講座で遠慮して後ろの方に座った自分に後悔して、自分で自分を変えないとと、毎回授業の始まる15分前くらいから席を確保して講座を受けていました。
いろんな講師の人に、「俺も昔、一番前のそこに座ってたよ〜。」と言われたので、名古屋教室の一番前の真ん中の席は、きっとご利益があります。(たぶん)
□金の鉛筆
コピーなんて書いたことも、しっかり見たこともないのに、初めての講座の2週間前に課題が出た時は、頭を抱えました。
大学の近所のビレバンで、キャッチコピーのハウツー本(これがすごく良かった)を買って、穴が開くぐらい読みながらコピーを書いたのを、いまでも覚えています。
そんなコピー超初心者だったのに、初めての講座で金の鉛筆を2本もらい、しかもそのうちの鉛筆が1位というミラクルが。
この時はうれしい気持ちは全然なくて、「まぐれなのに、次からどうしよう…」と震えていました。
でもそれと同時に、めちゃくちゃプライドが高いので「アイツ最初だけの奴だったな〜」と、他の受講生に思われることの方が嫌でした。
この1位の鉛筆のおかげで、残り半年の講座も真剣に、「誰にも負けない」という気持ちで過ごせたと思います。
金の鉛筆は賛否両論あるけど、私はこれがなかったら絶対コピーライターになれてなかったので賛成派です。
□同期について
名古屋の基礎講座20期で、大学3年生だった私は一番年下でした。
学生もあんまりいない期で、最初は本当にどうしようと思ったけど、20期はみんなすごく優しくて。
4年経ったいまでも、頻繁に連絡とったり遊んだり、最近狙っている女の話をしたりする仲です。
もはや最近は、コピーの話を全くしません(笑)
講座に通っている半年間、毎週末飲みに行って、終電ギリギリか朝までいることも全然珍しくなくて。そのお陰で、半年+10kgの激太りをしました…。
就活の悩みを聞いてもらったり、インターンのESを添削してもらったり、名刺を作ってもらったりしました。
講座で学んだ何よりも、いろんな人と出会えたことだけで、受講料払った甲斐あったなぁと思います。本当に。
いつもふざけていると言われるので…
「みんなと出会えたこと、一生の財産だと思っています!」ということを、この場でアピールして、20期の先輩方にゴマをすっておきます。
□コピーライター養成講座、ぶっちゃけどうなの?
講義内容は講師によって変わるし、講師のチョイスも毎年結構変わるのでなんとも言えない部分もありますが、コピーの書き方や広告業界についての基礎は半年間で学べました。
これのお陰で就活の時、業界研究しなくても十分でした。
私は通ったからこそ、広告業界に就職しよう、コピーライターになろうという意思が固まったし、実際にコピーライターになったけれど。
当然ですが、通ったら絶対にコピーライターにならないといないわけではないです。
実際に、私の同期の中でも、通ったからこそコピーライターとは別の目標を見つけて、それを叶えている人はたくさんいます。
でも、ある講師の方が講座で言っていた、
「僕はこの講座で人生が変わったけど、通っただけで変わるほど、人生もこの業界も甘くない。」
という言葉は本当にそうだなと。
コピーライター養成講座ってどうなの?と言われたら、この言葉に尽きると思います。
□おわりに
学生編、これにておわりです。
学生編というか、宣伝会議編…??
これを書こうと思ったのは、通うか迷っていて、“コピーライター養成講座”で検索した時にいい体験談がほとんどなくて、
「金の無駄だった」「大手の広告代理店の社員が受ける講座」「通ったけどコピーライターになれなかった」みたいな意見が大半で、そんなもんか〜とちょっと残念になった思い出があるからです。
なので、私は声を大にして言います。
コピーライター養成講座で、人生が変わりました!
通って本当によかったです!!
怪しい通信講座みたいになってしまったけど…。
これが私の本心です(笑)
では、また、次回就活編で〜。