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授業開始のあいさつ

来週から授業が本格的に始まります。
授業開き・4月の授業は、この一年の授業の雰囲気の土台を作ったり、システムを確立させたりする上でとても大切です。
4月の授業で私が意識していることをいくつかの記事に分けてお伝えします。
今回は、「授業開始のあいさつ」について!

授業開始のあいさつは、誰がしていますか?
日直、あいさつ係、学級代表、授業を行う先生・・・など様々かと思います。
どんなかけ声、やり方をしていますか?
「今から◯◯の授業を始めます。」→「始めます。」
「姿勢を正してください。」→「はい。」→「今から授業を始めます。」→「始めます。」
などでしょうか?これも様々かと思います。

あいさつを誰がするか、どんなかけ声、やり方をするかに関しては何でもいいいと思っています。

大事なことは、何のためにあいさつをするのかを子どもたちと共有すること決まったやり方を徹底させることです。

では、何のためにあいさつをするのでしょうか。
それは、休み時間と授業時間での気持ちの切り替えをするためです。

休み時間中は、ギャーギャー騒いでいても、チャイムが鳴ったらすぐに着席し、あいさつを済ませ、さっと授業内容にむかえる、そんな集団にしたいものです。

私のクラス場合は、日直にあいさつをしてもらいます。
日直  「起立!」
全員   背筋を伸ばして立つ
日直  「今から授業を始めます。」
日直以外「始めます」
全員   一礼

このやり方の中で、例えば、喋っている子たちがいたり、だら〜んと立っている子がいたり、「始めます」と言っていない子がいたりしたら、すかさず、「やり直し!」と言って座らせます。そして、「何のためにあいさつをするの?」と子どもたちに問いましょう。初めて指導する場合は、こちらから話してもいいと思いますが、一度指導をすれば子どもたちは、「休み時間と授業の切り替えのためです。」と言えます。その確認をしてからもう一度、あいさつをします。

※座る・立つの動きを入れた方が、メリハリがつくと思っているので、立たせていますが、クラスの実態に応じては、座ったままの方がいいこともあります。例えば、個別に支援が必要な児童に全体の場で「背筋を伸ばして立ちなさい!やり直し!」と指導をするのはナンセンスかと思います。ただ、座ったままの場合でも、「姿勢を正す」など何か動きを入れた方がいいと思います。

授業開始のあいさつは丁寧に行いますが、終わりのあいさつは適当に済ませます。私(担任)が、「終わります!」と言うだけです。
理由は2つ。授業中の課題が終わった子とまだ取り組んでいる子で差があるからです。また、チャイムが鳴れば、子どもたちの頭は休み時間モードに切り替わるからです。(授業開始のチャイムでは切り替えられない子も、不思議と終わりのチャイムでは切り替えられるものです。)

細かいことですが、これを日々積み重ねることで、休み時間と授業中のメリハリを付けられるクラスになります。

システムを確立させたり、子どもたちに意識させるためには、まずは教師が意識して指導すること、それを徹底することがとても大切です。ただ、何でもかんでも徹底しすぎると、教師も子どももしんどくなってしまします。なので、年間を通して、「これだけは徹底するぞ!」といくつか決めておくのがいいと思います。私の場合は「授業開始のあいさつ」です。
では!🐢

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