本音を言えば楽して儲けたい

 というか、働かずにずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとゲームと映画と読書に浸かってふやけていたい。1人でいたい。友人とか家族とかそういうのは本当にいらない。誰であれ、人間と一定時間以上いっしょにいると精神がゴリゴリと音を立ててすり減ってしまう。

 こういうことを言うと必ず

 「仕事をしないと退屈で耐えられなくなるよ」

 とか

 「ずっと引きこもっていても飽きるよ」

 などと親切なアドバイスをいただくのだけど、ありがとう心配は無用だ。過去になんどもわりと長期間にわたってセミ・ニート生活(コンビニとメンクリ行く以外は引きこもり)を経験したけれど、めっちゃ楽しかったという記憶しかない。

 ここで突然だけど、俺はもうおっさんなので残りの人生がいつ終わってもおかしくはない。早くニートにならないとこのまま大嫌いな社会人として人生を終えてしまうかもしれない。そんなのは絶対にごめんだ。

 だけど、おっさんはデリケートで臆病な生き物なので、いきなりストリートに飛び出てしまっても一人前のニートとして生きていける保証はない。

 そこで、今の会社を追い出される前に何らかの定期収入の手段を手に入れておく必要がある。目標額は月に10万円(俺の生活費)プラス3万円(愛猫のパクチーの生活費)だ。つまり二足のわらじを履きたいということだ。全くバイタリティーのない俺でも継続できる素敵な副業を探さねばならない。

 ここで、デキル人の場合はあっと驚くような手際でどこかから副業を見つけてきてしまうのだろうけど、俺は一味違う。なにせ人生をナメている上に発達障害までオプションでついている一流のダメ人間なのだから、副業探しなんてめんどくさいことをキチンとやれるわけがない。できることと言ったらググることくらいだ。何ならそれもめんどくさいからYahoo!知恵袋にそのまんまの質問を投げてしまいたいくらいだ。

 てか、もう知恵袋に聞いちゃおう。きっと自分で考えるより素敵な答えに巡り会えるはずだ。でも今日はもうダルいからいいや。


 このシリーズでは、そんな感じで夢のニート生活を模索いたします。信じれば夢は叶う。人生をサボりましょう。

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