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予算少ない演劇部や劇団さん必見!!!!

 いい時代である。とにかく何でもあるので道具を揃えるのに大して頭を使わなくてもいい。しかし、問題は保管場所である。毎度毎度新しいタイトルのために大道具を新調していてはお金がいくらあっても足りない。そんな時どうするか。アイデアは身を助けるのである。

 黒板塗料なるものがある。板に塗ると黒板になる優れた塗料である。これを使って背景を作るのである。チョークアートというのをご存じだろうか。黒板にチョークアートを仕掛ければ背景は常に新鮮なものになる。移動や設置に気を使うようになるかもしれないが移動させない触らない場所であればベストであろう。何より磁石がくっつくのがいい。花を貼ってもいいし、魚を泳がせてもいい。

 ベニヤ数枚分あれば展示ボードを運ぶより手間もかからないし、保管場所でも場所を取らない。ベニヤが大きければもっとコンパクトにしてもいいだろう。

 舞台上での設置については吊る。枠に入れる。貼る。などが考えられる。吊る場合は落下や会場内の空気の流れに注意すること。枠に入れる場合は倒れないように注意すること。貼る場合は張り付ける土台を傷つけないように注意すること。

 一度作ってしまえばあとは応用すればいいだけなので大変リーズナブルである。毎度毎度絵を描く手間はあるけれど。公演毎にセットを捨てている団体や保管場所が狭い団体は是非考えてみて欲しい。

 後ろはこれでいいとして次は下部である。下部にも何か置いておいた方がいい。殺風景さが消える。「三角柱を横に置く」で意味がわかるだろうか。私が実際に舞台で使った物の大きさは縦が30センチ横が150センチの三角柱を寝かせたものである。3面それぞれに異なる絵が描かれている。場面に合わせて正面を変えるわけである。

 オズのまほうつかいというタイトルで「煉瓦の道」「花畑」「エメラルドシティのオブジェクト」の3つとして使用した。脚本もあるので是非見て欲しい。三角柱のメリットはやはり小スペースだし場面転換がひっくり返すだけなので非常に楽であるということだ。うまく使えば荒れ地に花を咲かせることだって出来る。荒れ地の面、花畑の面とあればいいのだから。ただ、さすがにこれは黒板の塗料というわけにはいかないのでそこは注意して欲しい。ちなみに折り畳めるように作っておくと消スペースにもなり

 お金がない場合は手間を惜しまないことである。ベニヤにいきなり塗りに入れば出来が悪い。下地を塗るか紙ヤスリで表面をならすかすればひと味違う出来になる。ちなみに塗って紙ヤスリを7度手間をかけると製品になるらしいがここまでやることはないと思う。
 せっかくお金を払って作るものだから公演が終わったら壊して捨てるようなことはないほうがいい。環境にも悪影響だし捨てるにもお金がかかるわけだから改造改善して次に繋げるほうがより未来思考の演劇だと言えるだろう。

 一度ある程度のものを作っておくと次回の予算が削れるのでお金をかけて作りたい。でも、保管スペースがない。というようなときは参考にしてください。

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