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昨今のインフラエンジニアに求められるスキルと今後のインフラエンジニア像について

初めまして,やまねこです。都内でインフラエンジニアをやっています。
業務では主に二次請けとしてネットワーク・サーバー構築を主に行っています。
現職に新卒で入社して暫く経ち,昨今のインフラエンジニアに求められるスキルと今後のエンジニアとしての理想像について私なりにわかってきたことを纏めました。

「インフラだけやってればよい」という時代は終わった

社内の先輩方々の過去のお話を聞いていると,サーバーの運用のみを主に行っていたり,サーバーのセットアップのみを行っていたりと,特定領域の業務のみに従事していたことが多いということが分かってきました。従来のオンプレミス環境かつ日本独自の下請け構造を考えれば,この業務内容で特段問題にはならなかったと思います。
しかし,2010~2020年ごろにパブリッククラウドが飛躍的に浸透し,オンプレミス環境でも自動化が進んだりとITインフラの大きな転換が発生しました。パブリッククラウドを扱うのに求められるスキルは,各サービスの機能を理解するだけでなくLambdaを書いたりAPIを叩いたりと開発寄りのスキルが求められます。また,オンプレミス環境ではAnsibleのような構成管理ツールを使う機会を良く目にするようになりました。Ansibleとセットで使われることが多いのがGitなどのバージョン管理ツールで,かつてのインフラエンジニアには馴染みのないものになります。加えて,Direct Connectなどオンプレミス環境とパブリッククラウドを結ぶ事例も数多く,パブリッククラウドに関する知識・スキルが求められるようになりました。
以上のことから,「インフラエンジニアはインフラだけやっていればよい」というような時代は終わったように考えました。

今後インフラエンジニアエンジニアとして成長していくには

現状,ベンチャー企業であれば既にパブリッククラウドを活用していると思いますが,SIer業界では大手が主にパブリッククラウド案件を扱っており,下請けはオンプレミス環境を扱っていることが多いです。
しかし,先ほどお伝えしたインフラエンジニアにも開発のスキルが求められていることも考慮すると,オンプレミス環境を長くやっていくよりは,パブリッククラウドを扱えるようになった方が開発のスキルも身につきスキルアップが見込めます。また,扱える領域が増えることで昇進や転職による年収アップも期待できます。SIer業界で成長したい方はAnsible案件に携われる環境に身を置くのも一手です。

終わりに

昨今のITインフラには自動化含め開発のスキルも重要になってきてります。また,今後は「インフラも機械に任せられることは機械に」という流れになるのではと私は感じています。
現状自分が他社と比較しどのような立ち位置にいるのか,各社求人を見てみるのも良いかもしれません。求められるスキルの高さに驚くでしょう。インフラエンジニアとしてキャリアアップしたい方はぜひ試してみてください。

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