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【2020年】Microsoftのプロダクトまとめ!

はじめに

2014年にサティア・ナダラ(Satya Nadella)がCEOに就任してから約6年が経ち、Microsoftの中核事業がWindows/Officeから、Azure / Office 365へ移ってきたように感じます。また、最近だと2016年にLinkedInを買収し、2018年にはGithubも買収しました。

このような大胆な改革の影響か、Microsoftの株価はビル・ゲイツがCEOから離れ、スティーブ・バルマーがCEOになった2000年(青線)の時よりも、サティア・ナダラの就任(オレンジ線)以降上昇傾向にあります。
【参考】yahoo finance

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このようにビル・ゲイツの時代からさらなる急成長をしているMicrosoftのプロダクトをまとめたいと思います。非公式のまとめサイトなため、正確な情報は公式ホームページをご覧ください。

【ハードウェア紹介】

1. Surface Computer

周囲を見ても、Surfaceユーザーはとても多く、主力のハードウェアの一つと言えます。具体的な区分としては、以下のように分けられます。

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【参考】Surface コンピューターの比較

2. Surface Accessory

Surfaceのコンピュータだけではなく、アクセサリも充実しています。
代表的なものは以下の通りです。Dock(ラップトップをデスクトップのようにしてくれるインターフェース)があるところがいいですね。

・Surface Mobile Mouse
・Surface Headphones
・Surface Earbuds
・Surface Pen
・Surface Dock

【参考】Surface アクセサリ

3. Xbox

2020年の第3四半期のXboxなどを含む部門の売り上げとして110億ドルを売り上げるほどの主要ハードウェアですね。日本ではXboxの市場はそこまで大きくないように感じますが、筆者が海外に暮らしていた時は、周りの友達でXboxを持っている家庭は結構多かったです。

【参考】Xbox 公式サイト

4. Kinect

Depth(距離)をはじめとする様々な信号を計測することができるセンサーです。Xboxに対応しているため、ゲームハードウェアとして使われるほか、研究機関でも使われていました。

2017年に一度生産終了をしたが、2018年に新しいバージョンとして「Azure Kinect DK」が販売開始されました。Azure Cognitive Servicesに接続できる上、開発者用のSDKがオープンになっていることから、ゲーム利用よりも開発用という形になります。

【参考】Azure Kinect DK

5. Hololens

Hololensは、Mixed Reality(MR)型のHead Mount Display (HMD)です。
Mixed Reality(複合現実)は、リアル空間とデジタルが複合した世界のことで、Hololensを用いることで、リアル空間にホログラムなどの配置することができます。

筆者も実際に使ってみたところ、手でホログラムを操作できる所に全く新しいエクスペリエンスを感じました。

【参考】Hololens

6. Windows Phone(サポート終了)

ちょうど2019年末にサポートが終了してしまいましたが、Windows Phoneというものもありました。元々は、Windows Mobileという機種でした。

筆者は、Windows Phoneのアプリ開発を昔Cordovaと言われる開発ツールで行なっていたのが懐かしいため、少し残念です。

【ソフトウェア紹介】

ソフトウェアに関しては、以下のように分けてまとめたいと思います。

A. General
B. Development & Research
C. Education

A. General

A-1. Office 365(現Microsoft 365)

元々買い切りのビジネスモデルだったが、サティア・ナダラによりサブスクリプション型のとなりました。一つ一つの機能もすごいが全体がシステムとして連携することにより、価値がよりブーストするため、サブスクリプション型のビジネスモデルは納得感がありますね。

また、Office 365だと、Office以外のサービスをソリューションとして提案できないため、最近Microsoft 365という名前にシフトしています。

具体的には以下のようなアプリケーション / サービスが中心となっています。(含まれていないプランもあります。)

Word
Excel
PowerPoint
Outlook
OneNote
OneDrive
Teams
Access
Publisher

その他にも以下のようなアプリケーションがMicrosoftにはあります。

Exchange
Project
SharePoint
Visio

【参考】Office 365

A-2. Windows

Windowsは、macOSやLinuxなどのOSの一つです。通常、WindowsのOSを購入することはあまりないかもしれませんが、macOSにBoot Campと言われる方法で、Windowsをインストールするときにはライセンスを購入しなくてはいけません。

【参考】Windows

A-3. Microsoft Edge

Microsoftの開発するウェブブラウザの一つです。Internet Explorer (IE)もMicrosoftが開発していましたが、脆弱性の課題が指摘されていたため、現在は、Edgeの方が公式でも推奨されています。

【参考】Microsoft Edge

A-4. Skype

Skypeを聞いたことがある人は多いと思います。今でこそZoomやGoogle Meetが出てきましたが、筆者が中学・高校の時はSkypeで友達と勉強していたほど、昔からある動画会議ツールの一つです。

【参考】Skype

A-5. Bing

検索エンジンの一つです。Googleにシェアは勝てていないもののBingに搭載されている機能は充実しています。2017年の日本でのシェアは1割程度でした。

【参考】Bing

A-6. MSN

Microsoft Networkの略称のポータルサイトサービスです。
Yahooと同じように、もしもBingを本気で伸ばすなら、MSNの活用がブレイクスルーになる気がします。MSNの中でユーザーのインターネットへの需要が満たされるのであれば、それを使い続けてもらうことで多くの利益がもたらされる気がします。

【参考】MSN

A-7. Sway

公式ページのサイトマップに載っていないアプリケーションの一つです。
ウェブサイトでは、以下のように書かれています。

見栄えのよいニュースレター、プレゼンテーション、ドキュメントを数分で作成します

筆者が使ってみた感想としては、本当に素早くプレゼンテーションが作成できます。移植性も高く、共同編集もできるため、教育の現場などでも十分利用可能だと感じました。また、ドメインやサーバーなどを取らずして、プレゼンテーションサイトを公開できる点も大変便利だと感じました。

【参考】Sway

B. Development & Research

B-1. Azure

Microsoftと言えばAzureですね!

Azureは、PaaS(Platform as a Service)の一つで開発者がこのプラットフォームを用いて自分のソフトウェアサービス(Software as a Service; SaaS)などを構築します。

IaaS(Infrastructure as as Service)も2年程前から広がり始めていて、こちらはPaaSよりも深化しており、自由度が高くなっています。

筆者もFace RecognitionでAzureを一時期使用しましたが、全体的にライブラリが豊富なことが特徴に感じました。GCPやAWSなどの比較はし出すとキリがないので、また別の記事で紹介します。

【参考】Microsoft Azure

B-2. Visual Studio

Visual Studioは、統合開発環境(Integrated Development Environment; IDE)です。
具体的には、Android、iOS、Mac、Windows、Web、クラウド向けのアプリなどの様々なサービスの開発をこの環境で行うことができます。余談ですが、Unityというゲームエンジンの公式エディタにもなっています。

Visual Studio Codeは、豊富な拡張機能を備えたコードエディターになります。筆者も愛用しているエディタで、ブラウザからリモートでコードを実行できる機能が特に便利で好きです。

【参考】Visual Studio

B-3. .NET / Xamarin

.NETは、Visual Studioで行われるクロスプラットフォーム(Android、iOS、Mac、Windows、Web、クラウド向けのアプリ)の開発を実行する環境です。具体的には、.NET Frameworkという実行環境を提供しています。

また、Xamarinという拡張ツールも有名です。.NETにXamarinを拡張すると、Android、iOS、tvOS、watchOS、macOS、Windowsなどの開発を実現します。

【参考】.NET
【参考】Xamarin

B-4. Power Apps

ビジネスニーズに合ったカスタムアプリを短時間で開発すことができる環境です。これがあることにより、ソフトウェアエンジニアじゃない人が市民エンジニアとして、モックなどを開発することが期待できます。

【参考】Power Apps

C. Education

C-1. Microsoft Education

Microsoftは、TeamsやSwayを用いた教育のソリューションを数多く提供しています。

特にMicrosoft Education ステップモデル校プロジェクトでは、子どもたちが21世紀を生き抜くために必要なスキルを6つのC(Communication, Collaboration, Curiosity, Computational Thinking, Creativity, Critical Thinking)に分類して、戦略的にMicrosoftのサービスを活用しています。

【参考】“スーパー サイエンス ハイスクール“ のチーム研究に Microsoft 365 を活用 生徒の「学び方改革」を起こした希望ケ丘高校の取り組み

C-2. MakeCode

個人的にものすごく好きなプログラミング教育サービスです。

特にmicro:bitは実際に小学生から中学生に教えたところ、多くの子どもたちが電子回路やプログラミングに興味を示しました。

具体的には、シューティングゲームやカーレースゲームなどメジャーなゲームの他に、サーボモーターを使って扇風機を作ったり、ProcessingというJavaベースのプログラミング言語を用いてデジタルアートを作ったりすることを教えました。

【参考】MakeCode
【参考】micro:bit x サーボモーター!
【参考】micro:bit x Processing!

C-3. Minecraft

Minecraftも実はMicrosoftのゲームサービスになります。
全世界で絶大な人気を誇るMinecraftですが、実は教育的な観点で用いられることも多くあります。Hour of Codeと言われるサービスではMinecraftをプログラミング教育に応用しています。また、MakeCodeにもプログラミングでMinecraftを動かすシステムがあります。

【参考】Minecraft
【参考】Hour of Code - Minecraft
【参考】MakeCode - Minecraft

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!

正直、ここにまとめきれなかったほど他にもたくさんサービス(QuantumDynamic 365Azure Cognitive Servicesなど)があります。それだけMicrosoftは扱っている分野が広い企業であると同時に、GoogleのようにBeta版サービスはあまり出していないため、堅実な会社だとも見れますね。

この記事は以上になります。
また新しいソフトウェアやガジェットが発信されたら更新していきたいと思うので、よろしくお願い致しますm(_ _)m

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