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2020年で学んだ事
今更だが、私にとって2020年は激動の年だった。いや、誰しもか。あのコロナウイルスの流行が始まったのがそうだ。私は大学4年生だった。
コロナと関係している部分もあるが、2020年3月に自分の人生を大きく変える出来事が3つ同時に起きた。
①当時遠距離恋愛中だった彼氏と別れた事
②就活をやめて教員採用試験の勉強に切り替えた事
③大学を卒業するまで続けたいと思っていたバイトを辞めた事
一応コロナが直接関係しているのは①と③。①は当時「コロナ別れ」という言葉が流行り始めた時期だったから一応。③は飲食店で働いており、営業自粛の関係でシフトが大幅に削られてしまったからだ。
「コロナのせいでこうなった。」この一言で片付く事はできる。でも私は考えた。「コロナが流行して自粛生活を強いられたからこそ、そう決断する事ができたのではないか。」と。
元カレの事は別の記事でも書きたいが、当時お互いに進路選択を迫られていた。向こうは進学先(大学院)、私は就職先。私は遠距離恋愛を終わらせたかったから、向こうの大学院の事も踏まえて就職先を探したかった。けれど当の本人はそうでもない感じだった。「この人といて本当にいいのかな。」そう思っていた時期だった。
バイト先もそれまではやりがいを感じていた。外国人のお客さんに対して英語で接客ができたからだ。しかし客から理不尽な事を指摘されて怒られたり、さらに自分より後に入った後輩にポジションを抜かれたりして気分が落ち込んでいる時に営業自粛となった。あの時期はやりがいより負の側面の方が目立ってきた時期でもあった。
もしコロナがなかったら、「会えば変わるでしょう。」「続けていれば大丈夫でしょ。」と無理矢理自分に思い込ませながら生きていただろう。しかし今思うに自粛生活によって、自分自身と向き合い「自分にとって何が一番いいのか」を考える事ができた。
人はある程度は1人で生きていかなければいけないんだな。孤独に耐える時間も必要なのだなと思った。
もしかしたら②の切り替えだって自分と向き合う時間が自然と取れたからこそ、「教員になりたい」という気持ちに気づく事ができたのかもしれない。
今までの自分は、自分の事を置いてきぼりにしていたかもしれない。自分を人生の中心と考えず、相手の事ばかり優先していた。「相手にとって何が一番いいのか」そんな自己犠牲は美しくも何にもない事にこうして気づいた。
教員になった今でも1人で向き合う時間を大切にするようにしている。noteを書く事もその一つだ。文字化をする事で自分の気持ちを整理している。コロナに100%感謝なんてしたくないが、0.00000000000001%だけ感謝をしていこう。
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