静かな気分

3連休初日の今日、ご無沙汰していた懐かしい方とお会いすることができた。

近頃は色々な方とお会いしている。けれど、その方はわたしにとっては特別な方。もうお会いすることもないと思っていたけれど、嬉しいことにお会いすることができた。

その方の笑顔が好きだ。笑いかけられると、それだけで幸せになる。

駅を離れて、待ち合わせの場所へむかうと、途端に人通りが少なくなる。

国連大学で、すでにチラホラ片付けが始まっていたマルシェに立ち寄ってみた。

高校生の頃、なぜかわたしはミモザが大好きだった。その花言葉は色々あるけれど、今日お会いした方には「エレガンス」がピッタリだと思う。そして、お会いできたことに「感謝」。

夕食は、バラバラに動いていた家族と待ち合わせして、小さなお祝いをした。

家族で食事をするのは久しぶり。

家族とはおかしなもので、なかなか難しい間柄だと思う。恐らく、誰もが家庭の中できちんと自立できた時、初めて居心地のいい関係が出来るのかもしれない。色々な季節を超えて、今はまあまあいい家族になっていると思う。

こんな風に足元が固まってから、不思議と余計なものが欲しく無くなってきた。とても静かな気分。

欲しいものは、きっといつか手に入るのだろうと思っている。

そのためにも、今日一日をご機嫌で過ごしたい。

かつては前ばかりを見ていて、今日が見えていなかった。

地に足をつけて今日を大切に過ごすことに慣れるまで、少しだけ時間がかかった。

けれど、今日を大切に過ごすことがどれほど素敵な事なのか今なら分かる。

今日一日を笑って過ごせた、ただそれだけで人生に感謝。

欲しいものは、きっといつかのタイミングで手に入る。

今はとても静かな気分。

※最後までお読みいただきありがとうございました。

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