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美容を侮ってはいけません

お恥ずかしながら、わたしはファッションにも美容にもほとんど頓着がないまま50代に突入し、現在に至ります。

ところが、母と暮らすようになって、なんだか様子が変わってきました。

母は、80代後半まで、毎朝マッサージをしていました(一度寝たきりになって以降はこちらはやっていません)。かつては、母に言われてのことでした。わたしが支払いをしてあげるからと旅先で無理やり行かされたのです。帰ると、わたし以上に、母が満足していました。

その母と、今日は美容院へ行ってきました。

外が余りに暑くて、延ばし延ばしにしていたのですが、母のご機嫌が悪くなってきました。確かに前髪が伸びています。

で、母がパーマをかけている間、わたしは街を散策し、最後は本屋さんへ。

そこで、一冊の本を買ってカフェで読んでいました。

それが、この本です。

奇麗ですね。

表紙のMEGUMIさんの顔に惚れて買いました笑。

すると、世界観がひっくり返りました笑。

ほとんど美容に関心のなかったわたしですが、さすが芸能人、そのこだわりたるや、爪の垢を煎じて飲まなければと思うほどです。実に徹底されているのです。まあ、普通の人ではまねなんてできないほど、ケアされています。

面白いなと思ったのは、気持ちが落ちた時、疲れた時、寂しい時、落ち込んだ時、体のお手入れをすることで心まで回復すると書いてあります。

考えたことすらありません。

首から上の美容笑、で心が健康になるのなら分かります。

母は毎度、美容院へ行くと気持ちまで若返ります。

けれど、体を温めるだけで、思考が変わるとあります。そう、この美容は、お顔だけでなくボディケアも含めた美容の本だったのです。


2時間半後、母を迎えに行くと、奇麗にセットされてご機嫌でした。

確かに、母の気分は髪型で大きく変化します。

分かってはいたのですが、ほとんど他人事でした。

顔も髪も体も、丁寧に手入れして、大切にケアする、そんな繰り返しが大切なようです。

ちょっとした出会いでした。



※最後までお読みいただきありがとうございました。


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