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アニマルコミュニュケーターと子育て。 「観察」と「距離感」


先日、プロの犬のトレーナーでアニマルコミュニケーターであるなおちゃん先生とお話させて頂いた。

そこで、犬と飼い主の関係の話を聞いていたら、それがまるで子どもと親の関係のようなのだ。

だからこれは子育て論なのでは?と驚いた!



変えようとしない!

トレーナーさんとの出会いで、犬と飼い主さんとの関係は大きくかわるといいう。

もちろん変わるのは犬。

と言いたいところだけれど、実は変わるのは飼い主さんの方だという。


よく「わたしの前では言うこと聞かないのに‥」と言われる飼い主さんがいるけれど、実は犬はトレーナーの前でも飼い主の前でも変わらないという。

人が変われば犬はそれに沿った行動を取るようになる。

だからなおちゃん先生は飼い主さんに犬を変えようと思わないで欲しいといわれる。

飼い主の方が変わればいいのだそうだ。

面白い!これはまるで子育て論ではないか!



観察する力

ここで大切なのは観察すること

犬が自分の思うように動かない時、どうしてそうなのかをじっくり観察する。

どうしてこんな行動をするのだろう?と観察してみる。

自分が動くのはそれからだというのだ。


どうやったら生き物は喜ぶのか、悲しむのか、不快なのか、どんなシチュエーションでどんな行動を取るのかを観察する。それがいいとおっしゃる。

そのなおちゃん先生は現在子育て中。お話をお聞きして、お子さんにも同じような眼差しで接していらっしゃるのを感じた。



観察の次

たとえば、こちらは子育ての話だけれど、ご飯を前にするといつも眠くなる小さなお子さんがいるとする。

ここで親ができることは、

●食事に興味を持たせる

●子供の眠くなる時間をチェックしておく

やっぱり面白い。眠くなる子にイライラしても仕方ない。ここで自分の思い通りにしたい親はヒスをおこしてしまう。

だからこそ、眠くなる子どもに合わせて、親がそれまでの行動パターンを変えてあげたらいい、それだけなんだと。

なるほど、自分の行動が変わらなけれは周りは変わらないとはよく聞くけれど、ドッグトレーナーの彼女に言われると、そこのところが妙に分かりやすくて納得してしまう。



互いの距離

それから、犬と人との距離は大事というお話しも。

犬に容赦なくグイグイ近づくお子さんがいる。これは良くないといわれる。

なおちゃん先生は常々お子様方へ、犬に接するときには、まずこちらから自己紹介をする。

それから適度な距離を保ちながら接触するようにと言われているらしい。

それは対、人にも言える。

わたしの経験では、急接近してくる人とはトラブルになることが少なくない。それはきっと相手が一方的な思い込みで接近してくるからだろう。

対照的に、いつのまにか友達になっている人というのは長く付き合える。それは互いが惹かれあい、程よく距離を縮めた結果の親しみだからだろう。

犬も人も同じ生き物だ。互いの警戒心を解くまでは、生き物として守って損のない距離がある。しかも時間をかけて丁寧に。



おわりに

犬のトレーニングのお話を聞いていたら、なぜか子育て論をお聞きしている気分になった。

お子さんの行動がコントロールできないと感じられているのなら、是非このなおちゃん先生の言葉を参考にしてみてほしい。

まずはじっくりとお子さんを観察する。そして変えるのはお子さんではなく自分。

それから犬と人も、人と人も、相手に礼をもって接することが大切。わたしたちは567でも学んだけれど、互いの距離感はやっぱり大事だ。

今子育てに迷いのある親御さんにはなおちゃん先生の考え方はきっといいアドバイスになると思う。


※イラストはみんなのフォトギャラリーのnojimaさんよりお借りしました。ありがとうございます。


※スタエフも配信しています。

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