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変化はやっと訪れたチャンス!#女性とリカレント


あなたは変わることに恐れを抱くタイプだろうか?

わたしは常に変わり続けていたいと思っている。



時代のせい?

時代が変わって、世の中が変わって、わたしたちの暮らしも変わり始めているなんてよく目にするし、まあ、わたしもそんなことを書いているかもしれない笑。

けれど本当はこの国が変わらなかっただけだ。ずっとずっとそれでいいと思っていた人たちがいたということだ。

だから女性はしんどかった。いや、今もまだしんどい。

昨年の新聞にこんな記事が出ている。

「GAFA予備校」NTTが返上へ」

ここには、1990年代に時価総額が世界トップだったこの企業が今や120位となり、この企業で技術者としての基礎を学んだ約30人が毎年海外のGAFA等のIT企業へ転職していると書かれている。
日本経済新聞2022.10.19

さらに記事には、この企業を公社時代から続く保守的な社風は「官僚以上に官僚的な組織」と表現している。



わたしたちは知っていた

わたしはかつてこの企業で働いていた。その企業が今変わろうとしているという。

一般企業しか知らなかったわたしはその企業に足を踏み入れて、その保守的な社風に驚いた。新聞に「官僚以上に官僚的な組織」と書かれているけれど、多くの女性は知っていた。

何といっても巨大企業。この企業が話題に上ると、「あ、わたしそこで働いていた」という女性としばしば会った。

わたしが働いていたのは時価総額が世界トップの90年代。派遣や翻訳などいろいろな働き方で女性がこの企業に出入りしていた。で、誰もが悩まされたのが女の子扱い。まあそれぞれにいろいろとあった。

そう、女性たちは知っていたのだ。

女性が基幹職として働く機会が少なかったあの時代、女性たちは沢山の企業を渡り歩き、各企業の特色をちゃんと捉えていた。なにしろ女性の企業の評価が面白いほどぴったりと合うのだ。

職に恵まれない女性たちの方が世の中をちゃんと見ていた。

これって変だよねってね。



企業が動く時

世の中では巨大企業が人事制度を変えるとビックニュースとして扱われる。

ジョブ型に変えるとか、変えないとか。

そんな企業の話題がしばしばクローズアップされる。

でもそれは画期的なことだろうか?

ーーー

いやいや遅い。

遅い。30年も遅い。

女性の働き方を考え続けてきて、だからこそ、この30年は長すぎたと思う。

女性たちはその間どんどん貧しくなった。

今でもこの国では女性の大半が基幹職に就けない。

それでも企業は動かなかった。



企業は動かざるを得ない

この国で40歳を過ぎた女性に普通に転職のチャンスが巡ってくるだろうか?

女性も働き続けることをライフコースの一部に加えられるだろうか?

これからそれはイエスになると考えている。


大企業が変わると日本の企業は変わるといわれる。

あの有名な企業でさえ人を引き留められなくなっているのだ。だからこそ企業は変わらざるを得ない。そんな時代なのではなく、変わらなければならない時代に企業が外を観ようとしなかったということなのだ。

そこに加えて人口問題がやってきた。

働く人が少なくなった。

企業はもう相手にしなかった女性を見ないわけにいかないのだ。

そう、あの大企業が優秀な男性が流出することを止めたいと願うように、これからは強みのある人材を企業は求めざるを得ない。

それがたとえ女性でも。



リカレント(大人の学び直し)

先日わたしは女性にもっと学んでほしい、そんな記事を書いた。

わたし自身が49歳で大学に編入した。

そこで沢山の気付きを得て、今はフリーとして「女性の働き方」について発信している。

学びなおすことは大変だけれど得るものが多い。

大学以外の学びでもそれは同じだ。特に働いた経験のある人なら自分に足りないものが分かる。もう駄目だと思っていても、自分が変わると周りの環境が変わる。それ以前の自分の思考とは違う考え方で世の中を見るようになる。

だから大人になってもう一度学ぶことには価値がある。

そして先の記事にことさんがこんな素敵な情報を寄せて下さった。

「東京おしごとセンター」では、年齢問わず無料で勉強ができて1人1人に専任の就職支援アドバイザーがつきサポートをしてくれ、オンラインでの利用も可ですと。

学びの機会は確実に増えている。

文部科学省でも大学等での学び直しを希望する社会人の皆様へ:文部科学省 (mext.go.jp)等がある。


おわりに

ことさんは数年前から動きはじめていらっしゃる。”お住まいの自治体によって、学びの機会を得られない場合もありますが、変わってきたように思います”と言われ、こうした情報を迷いなく教えても下さる。

それが嬉しい。

こうした情報のシェアで実際に動かれる方がいることを想像するだけでワクワクする。

一歩足を踏み出す、それは変化のはじまりだと思う。

企業はもう女性を選択肢にいれざるを得ない。

ずっとわたしたちは待った。

そんなわたしたちにようやく機会が訪れようとしている。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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