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外資で働く「ちゃわんさん」に働き方を聞いてみた! #ジョブ型


ジョブ型に関しては、小さな疑問がいくつもあった。

そのことをどなたかに尋ねてみたいと密かに思っていた。



スタエフでおしゃべり

そして先日、ちゃわんさんにお声がけさせて頂いた。きっかけはちゃわんさんが書かれた下のジョブ型の記事。

ちゃわんさんは、ジョブ型を説明されたうえで、

書いているうちに、ジョブ型の弱点もなんとなくみえた気がする。極端な仕事が多い。そして、同じ仕事を繰り返すので飽きる。

と書かれた。

それが気になっていたのでお願いしてみた。そしてわたしがいつもおしゃべりしている音声配信アプリStand.fmにきていただけることになった。

そのちゃわんさん、ほんとうに初めて?と驚くほどの落ち着きぶり。まあ、きっとそれがちゃわんさんだ。


聞きたかったこと


お聞きしたいことは沢山あったけれど、またいつかお話しできるだろうと、今回は主に下の3点をお尋ねした(本当はちゃわんさんの書かれた記事の内容もお聞きするつもりだったけれど、終わってみるとすっかり忘れていることに気づいた)。そして気づいたら凡そ1時間もおしゃべりしていた笑


①残業

日本にある外資でも残業は無いの?と聞いてみた。すると、

そもそも予算に残業代が組まれていないので残業しても残業代が出ない。もちろん誰も残業はしない(特別なケースは除く)

というお答えだった。それから、

終わらない仕事は翌日やればいい。だから仕事終わりの時間がたっぷりあるし、家族の居る人は家族時間をゆったりと過ごせるとも。


②転勤

それから、日本ではジョブ型のようなものとして紹介される地域限定。そこで転勤についてお尋ねしてみた。すると、

強制的な転勤はない。そんな命令があれば皆辞めてしまうだろう。転勤を希望する人は会社のネット上に希望の転勤先を書いておく。それを見たマネージャーがたとえば「あなたはタイで働きますか?」と声をかけてくれる。


③職務

お友達のお嬢さんが外資の弁護士事務所で働かれていて英語が堪能だけれど専門の資格がないので法律に関する翻訳はさせてもらえない。それについてはどう思われますかと尋ねてみると、

仕事内容はジョブディスクリプションに書かれている。設計をされるちゃわんさんの場合、製品の設計ができること、工場とのコミュニケーションをとること、製品の性能に責任を持つこと、などが書かれている。
それから職務に必要な能力も明記されている。たとえは、ちゃわんさんなら英語や工学の知識。

だから基本的にジョブディスクリプションに書かれている以外の仕事をすることはない(お願いしたら手伝いぐらいはさせてもらえるかもしれないけれど)というお答えだった。

もう一つ、社内で今空きのポストについては、

皆が公募情報を共有していて気軽に転職ができるし、上司もそれをポジティブに捉えているという。



外資のイメージ

今回、ちゃわんさんとお話しさせて頂いて、外資のイメージがわたしの中でおおきく変わった。

少しばかり非人情とも思えるような情報を耳にすることがあるので、お話しを聞いて驚いた。そんな働き方ができるのなら、働きながら子育てだってそれほど無理がない。実に人に優しい働き方だと思えた。

わたしたちは単純に欧米といういい方をするけれど、実は調べていくと、アメリカと欧州とでは同じジョブ型でも違いがある。そしてちゃわんさんの勤め先は欧州の企業。

現在、転職をお考えの方や、これから就活準備に入られる若い方にはきっとこちらのインタビューは参考になると思う。お話しは31分。他にも、ちゃわんさんが来年早々にいかれる海外のお話しも少しだけさせて頂いた(よかったらこちらをお聞きくださいね)。


それから、他にもいろいろと気になるお話しをお伺いした。

今回noteで触れていないお話しについては、別な角度から次回じっくりと考えてみたい。



おわりに

noteでお会いした方にスタエフにやってきていただく、それが実現すると思っただけで数日前からワクワクと楽しみにしていた。スタエフで電話のように声が繋がった時には本当に嬉しかった!

いま巷ではジョブ型といわれているけれど、お話しをお聞きしてこの働き方が日本とどれほど違うか改めて思い知ることになった。人に優しい働き方、そんな働き方がこの国でも普通になったなら、若い日本の女性の専業主婦願望もきっと無くなっていく、そんなことを思った。

ちゃわんさん、本当にありがとうございました。


※最後までお読みいただきありがとうございました。

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