伝えるって、高度。
SNSで発信するようになって、伝えることについて常に考える。
きっと誰もが同じだと思う。
読んでもらうために、聞いてもらうために、眉間にしわを寄せて考え込んでいるわけじゃないけれど、それでも考える。
それが実に難しい。
そこから迷子になて、ついに書けなくなった時があった。
その迷子状態から抜けられたのは、スタエフで音声配信を始めてからだった。
とにかく、分かりやすいのが良いってことに気が付いた。
分かりやすい=聞きやすい。
分かりやすい=気楽に聞ける。
分かりやすいの=心に残る。
ラジオは、声質や声の大きさ、リズムや明るさが大事だ。もちろん、リップノイズや環境音などは問題外。
長さはそれほど関係無いのかもしれない。心地よければ1時間でもあっという間に時が過ぎる。けれど、わずか6分でも離れたくなるラジオもある。
よく一冊の本に言いたいことは一つと言われるけれど、あれは本当だろう。あれもこれもと盛り込んではいけない。
わたしは2年程、スタエフで毎日live配信をしている。その配信直後、余計な部分をそぎ落としアーカイブに残す。
実はこれがいい勉強になっていると思っている。
無自覚ながらLiveは集中する。言葉選びも慎重だろし、あれもこれもとは盛り込まない。
その配信を編集する行為を日々繰り返す。耳で聞き、整える。
これは訓練だ。
先日、大学の先生の講演を聴いたけれどなんだかサービス精神に欠けている気がした。先生方の講義には学生を楽しませる義務など無く、正確で最新の情報が伝わればそれで十分だ。
けれど、外にいる人間はどうだろう。
やっぱりそれじゃマズイ気がする。
わたしは、明日の講演会の準備をしている。
これじゃちょっとサービス精神に欠けるなと思いパワポにイラストを入れると、あれれ、信憑性に欠けるかもと、揺れる。
やっぱり、伝えることは難しい。
伝えることは、ただ話すことではない。
来てくださった方に、新しい何かを持ち帰って欲しい。
だからシンプルが良い。
だからこそ伝えることは難しい。
実に高度なことだと思う。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※女性の働き方に関する講演会を予定しています。ご興味のある方は是非ご参加くださいね。
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