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無意識から解き放たれた6月1日。
人の行動や思考は無意識に操られている、なんてことをよく耳にする。
おおげさな……と思うけれど、これはどうやら真実だ。意識に「無」が付く。ここがミソだ。だからこそ自分では捜しようがない。「無」の部分に何が収まっているのかさっぱりわからない。
ところが、今朝、わたしは自分の強烈な無意識と対面したのだ。
あれは昨年の夏ごろのことだったと思う。
フリーになったわたしはなんだか行き詰っていた。このまま今やっていることを続けて行っていいのだろうかと迷い始めていた。
どうしたらいいのか、誰かに聞いてみたくなった。
そこで占星術をご専門の方に占って頂いた。するとその方が結果を書いて送って下さった。
その内容に励まされた。そこで進路を変えた。
誰かに背中を押して欲しかっただけなのかもしれないけれど、それでも動けた。
ありがたかった。
ところが、そこに仕事以外のことが書かれていたのだ。
そこには、パートナーシップや対人関係で終わりがくるとあった。自分ではどうすることもできない終わりがきますと。それが2023年5月だという。
するとそれが気になり始めた。
聞きたかったのはそこじゃなかったのに。
けれど暫くすると、その言葉から逃げられた。そんなことなど忘れて結構忙しく暮らしはじめた。
それが4月になると気になりはじめた。
見なければいいのに、もう一度確かめてみたくなり、その文書を開いてしまった。怖いもの見たさだ。破棄すればいいのにそれもできずにいた。
そうしたら笑っちゃうほど不安になった。
5月がこなければいいとさえ思った。
そこで占いをお仕事にされている方に自分とパートナーとの関係について尋ねてみた。するとその方が、
「ご自分以外の生年月日を伝えましたか?」
と聞かれた。
「いえ、わたしのだけです」
とこたえると、
「それであれば特定の人のことを言われているわけではありませんから心配いりません」
といわれた。
確かにわたしは自分の生年月日しか伝えていない。
な〜んだ、そうだったのかと安心した。感謝だった。教えてもらってありがたかった。
よかった。よかった。
そうして重たい気分を捨てて、2023年の5月を迎えた。
5月は31日もある。その間に、まあ小さくはいろいろあった。そのたび、夫に何かあるんじゃないか、それとも子ども?いや、もしや母?なんて余計な思考が動き出す。
普通にいくらでもありそうなことに心が揺れる。
けれどもう確認済みだった。そう、あの言葉とこの出来事はなんら関係ないと自分に言い聞かせることができた。
よかった。よかった。
それが、今朝、6月1日だと気づいたのだ。
その途端、
あゝ助かった~~~
と思った。
5月がついに終わった~~~
と。
心の底からそう思った。
そう、捨てたはずの言葉が自分の中に居座っていた。
驚いた。
無意識とは意識が「無い」こと。
確かめようがない。
それは本当だった。
これが自分の無意識か〜〜と思った。
考えてみるとこの無意識は怖い。
どれほど力があるんだろうと思った。
完全に振り回されていた。
これはうっかりすると、自分の人生まで振り回されそうだ。
そう、今朝、わたしは言葉の強さと無意識のしつこさを知った。
だからこそ、これからは日々、自分を助ける言葉を目にして耳にしなきゃと思えた。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
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