見出し画像

個人事業と会社の違い

昨日、音声配信stand.fmで

「請求書を探しています」

といったかんじの話しをした。
これは本当によくあることだ。
すると、

「個人事業主と起業するのって、何が違うんですか?」

というご質問をいただいた。

それは、本当に色々と違うと思う。

けれど、昨日頂いた問いは請求書関係。恐らく経理関係の違いについての質問だろうということで先ほどstand.fmでその返信をさせていただいた。

とはいえ、わたしはまだ起業して5カ月目。しかも、準備周到に計画して起業したわけでもなければ、起業塾に入って起業したわけでもない。どちらかといえば、ええええ~~~それなら起業してやる~~~!といったちょっとだけ破れかぶれな気分が勢いとなって起業している笑。

とはいえ、シンプルな届け出だけでは会社は興せない。やっぱり個人事業とは違う。

わたしの場合、時間的な制限があった。タイトなスケジュールで動いていて、だから行政書士の先生のお力をお借りした。まずはその期間内に起業出来るか否かご相談するところからはじめた。もちろん起業にはお金もかかる。ちなみに、その行政書士の先生とは10数年来のお付き合いがあるため、かなりお力をお貸しいただけた。


そして、本題だけれど、今回の質問は経理処理のこと。

といっても、まだわたしは会社をつくって5カ月目のヒヨコだ。語れるようなポジションにはいない。けれど、ヒヨコから現在見えているところまでなら表現は出来そう。間違いがあったら教えて頂きたい。取り合えず、まだ一度も決算の締めをしていないわたしが分かるところまで。

最初に法律。ここに大きな違いがある。

①まず、個人事業とは異なり、会社は会社法の下様々な約束事がある。

②それから、個人事業とは異なり、会社には法人税法がある。

③最後に金商法。これは上場会社のための法律で当社には関係ない。


というわけで、ここからは①の会社法③の法人税法をざっくりとみてみたい。

まず、個人事業主であれば、ちょうど今頃、2月~3月が確定申告の時期だ。けれど会社は違う。会社によって決算月が違う。当社は昨年10月に起業しているので、決算月はそれに合わせて決めている。

ということで、個人事業主は同じ時期に確定申告をするけれど、会社はその会社の決算月で申告月が変わる。


次に、2月~3月に納税する個人事業とは違い、会社は個々の会社の決算月から3カ月以内に決算を確定させる必要がある。ただし、その確定前に納税をする。つまり、先に税金を納めるということ。

最終的に決算が確定した時に、納税額に誤差があれば、払い過ぎている時には返してもらえるし、足りない場合は追加納税する。


日本企業は6月の同じ日に株主総会を開くことで有名だ。これは恐らく決算月が3月の会社が多いということ。

だから多くの会社が、3月の決算月から3か月後の6月に決算報告を株主総会でする。けれど、会社はその前に既に法人税を納めていて、その誤差は株主総会後に調整される、ということ。

株主総会が6月以外に開かれる会社は、決算月が3月ではないということでもある。

因みに当社のように上場していない会社は株主総会を開催する必要はない。それでも、こうした零細企業も正式な会の議事録を登記する必要がある。

ということは、小さくても大きくても、その会社の決算は報告会を開き公に届け出る必要があるということ。こうした部分が個人事業とは大きく異なる。


起業して5カ月目。まだ分からないことが多いけれど経理処理だけは後まわしにはできない。それは家計簿をつけてきた経験でよく分かる。ゆえに、現在はあらゆる請求書を保存し、領収書は紙に貼り突合せできるようにそろえてある。

起業塾に入らずに起業するとは、こうしたロスタイムを我慢することでもある。とにかく調べる必要がある。

そして、個人事業と起業の違いをここでもう一つ。

会社が人を雇いたくなる理由はこんなところにあるのだと思う。とにかくやることが多いし、決まりごと、しかもそれは法律だ、そうしたルールが多い。その決まり事を決まり事と知らずに動くことも恐ろしい。だから会社は専門家を雇いたくなるのだと思う。

日々勉強中の身、今の段階ではこうしたご質問には、残念ながら概要でしかお応えできない。

けれど、こうした動きを続けた先には、女性に向けた起業塾が開けるはず。

やって学ぶことは多い。

それもまた楽しい。

後は体調管理笑。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?