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ちっぽけなアート

「アート」「ART」と聞くとなんだか大きなものを、想像する。
賞賛されるべきもののような感覚を私は抱く。
精通した人達は、もしかすると「そんなことないよ。アートは身近に溢れてるよ」と優しい言葉をくれるのかもしれない。
何故かそれもまたひどく重たく聞こえ、怖い。
「ほらほら。見つけた。これもART。ARTの力だね。」
それは、とても抑圧的だ。

アートは、資本主義の中で、特権を持ってしまったのだろうか。
持とうとは思ってなかったはずだ。
何百年間も、姿形を変えながら、
ARTは遠くに、いつも違う人と居る。

そこに存在し、伝えたり、伝えられなかったり、遊んだり、眠ったり、休んだり、泣いたり、笑ったり、怒ったりしたかっただけなのに。

ちっぽけに、何の可能性もなく、ただそこに在ったり、なかったり。
それ以上でなくてよかったのに。

描いてみる?
今日はやめとこ。
うん、やだ、いいね、つかれた
また描きたい、もういいや、むずかしい

主体は私
アートは私の一部

ちっぽけな私の大切な一部
アートを私に、私たちに返してもらえたら

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