umi

”Sky星を紡ぐ子供たち”というゲーム世界のこと、そこで経験したこと、感じたこと、思っ…

umi

”Sky星を紡ぐ子供たち”というゲーム世界のこと、そこで経験したこと、感じたこと、思ったこと...そしてその延長線上に起きたことを書いています。

最近の記事

見えない光と手をつなぐ

★この記事は、Skyアドベントカレンダー2023への参加記事です。 ★主催は「読書に親しむ定例会」を開催されている書庫番様。楽しい、素晴らしい企画をありがとうございます。最後の一枠、お借りいたします。 ✦ Skyアドベントカレンダー  X(旧Twitter)のタイムラインを見ていると、「Skyの記事、書いてみませんか」という文が目にとまった。Skyの記事?面白そう、と気になり詳細を見に行く。”Skyアドベントカレンダー2023”という企画が開催されるらしい。主催は自称書庫

    • 【Sky日記】2020年9月-2022年3月 https://x.com/umi_for_sky/status/1481212851893444610?s=20

      • 【Sky日記】2020年9月

        2020/09/11  Yueが少しだけこちらのSkyに遊びにきていた。Yuと僕に草原の洞窟エリアでピアノを聴かせてくれて、この近くに景色のいい場所があるからそこへ行こうと言った。窓から裏へ抜けてチャッテを設置しながら上へ上へ飛ぶ。風が強くて吹き飛ばされては互いにワープして、やっと大きな雲の上へ出ると、暴風域の山がはっきりと見えた。 2020/09/13  ログインするとどこからか笛の音が。鳴くとどうやらポプリさんがいるらしい。近づいてみるとなぜか溺れながら笛を奏でてい

        • 【Sky日記】 2020年7月-8月

          2020/07/07 アップデートが行われ草原の鳥のすみかのエリアの奥に楽園の入り口が現れた。まだバリアで守られていて中に入れないけれど、待ちきれずみんなで見にいった。入り口の前の浮島で眺めながらどんな季節になるだろう、どんなアイテムがくるだろうと話していると、向かい側の浮島でも数人の星の子たちがおしゃべりしている。どうやらあちらも入り口を見にきておしゃべりしていたらしく、花火をあげるとエモートをしたり花火をあげ返して応えてくれた。みんな楽園の季節が待ちきれないようだった。

        見えない光と手をつなぐ

          【Sky日記】 2020年6月

           TwitterでSky日記を書いていた。2020年9月から2022年3月まで、Skyというゲームのなかで起きたこと、経験したこと、感じたことを、書き留めていた。先日、ひとつ区切りをつけてそのアカウントを綴じることにした。表紙、裏つけ、その他装丁を整えるような気持ちで、Twitterには書き損ねていた日記をここに置いておく。Skyを始める前、そしてTwitterに日記を書き始めるまで、そしてTwitterに日記を投稿しなくなってからのこと。 2020/04/01 26:16

          【Sky日記】 2020年6月

          TwitterでSky日記を書いていた。2020年9月から2022年3月まで、Skyというゲームで起きたこと、経験したこと、感じたことは、あそこに書き留めてある。先日ひとつ区切りをつけてアカウントごと綴じることにした。ぼくのからだのなかで、一冊の日記帳が綴じられようとしている。、

          TwitterでSky日記を書いていた。2020年9月から2022年3月まで、Skyというゲームで起きたこと、経験したこと、感じたことは、あそこに書き留めてある。先日ひとつ区切りをつけてアカウントごと綴じることにした。ぼくのからだのなかで、一冊の日記帳が綴じられようとしている。、

          考察、解釈、想像と創造

          2021.11.29.Mon #Sky日記  羽ばたく季節のクエストを一気に進めた。 更新時間に追われながら、目まぐるしく変わる景色を目に焼き付けていく。穏やかな景色が暗転するたび、心折れそうになるのをDinoに笑われつつ、励ましてもらいながら進めた。 Skyにとっての考察というものが何なのかを、改めて考えた季節だった。  Skyを楽しむ方法は星の子の数だけあるだろう。精霊を開放し尽くし、全部のエリアを回り、全部のアイテムを取り切っても、遊ぶ星の子がたくさんいる。気ままに

          考察、解釈、想像と創造

          その隣人は名もなき

          2022.11.22.Mon Sky日記 シルさんとオフィスで着替えをしながら、“自キャラ”というものについて話していた。自キャラというのは自分で作る創作キャラクターのこと。Skyでも、絵描きさんや字書きさんが星の子に姿形、性格、過去などを定めて物語を作っているのを見かける。作品として表現していなくても、誰しも頭の片隅で物語をつくることがあるだろう。 シルさんと話しながら、その自キャラの作り方や自キャラというものの捉え方は人それぞれなのだなあと知って面白かった。僕の場合、自

          その隣人は名もなき

          深度32の孤独

          2022.3.15.Tue 雑記 このところずっとねむい。 気圧の乱高下、昨日は凍えたのに今日は暖かかった。そしてまた寒くなるらしい。 窓の外を見ると白く霞んでいる。モニターの見過ぎかと思って席を立ち、コーヒーを淹れながら窓の外をぼうっと見ていて、霞むのは花粉と黄砂だと気づいた。 梅が咲いている。窓を開けたら花の香りがした。あまり寒くない。 また視力が落ちたか。視界が揺らいでいる。 思考がまとまらない。何もかもが霧散していく。 こうもまとまらないでいると、自分の輪郭が揺ら

          深度32の孤独

          それは羽化の痛み

          2021.9.20.Mon 日記 今日はたくさん歩いた。 歩くと、体に蓄積した疲労が攪拌されるのだという。今、全身がぐったりと心地よく重い。プールで泳ぐことでも同様の効果があるそうで、プールの後の疲労感もこれと同じものらしい。心地よい眠気をともなう疲労。この後しっかり休息と睡眠をとることで蓄積疲労が精算されるので、適度な運動と睡眠はストレス解消に効果的だそうだ。 プールの後に授業を受けねばならない学生と違って今の僕はこのまま布団に潜り心地よく眠ることを許されているのだけど、

          それは羽化の痛み

          一体どれだけのひとが、何かを許せない苦しみを抱えて生きてるんだろう。何かを悲しみ、何かに怒り眠れず、漠然とした喪失に胸が痛くて苦しんでるんだろう。許せないそれも、自分も、今や未来への足枷になっているどうしようもない過去も、許さないまま生きて前に進むのは強さか、これは羽化の痛みか。

          一体どれだけのひとが、何かを許せない苦しみを抱えて生きてるんだろう。何かを悲しみ、何かに怒り眠れず、漠然とした喪失に胸が痛くて苦しんでるんだろう。許せないそれも、自分も、今や未来への足枷になっているどうしようもない過去も、許さないまま生きて前に進むのは強さか、これは羽化の痛みか。

          『どうしてそんなに美しい』

          ねむる前、マシュマロを開くと通知が来ていた。 タップすると、 「どうしてそんなに美しいんでしょうか」 という言葉が届いていた。 美しいメッセージだと思った。 2021.1.某日 Sky日記『マシュマロ』という、匿名で相手にメッセージを送ることができるサービスがある。 他にも『質問箱』や『お題箱』など同様のサービスがあるのだけど、僕はTwitterのプロフィールにマシュマロを設置している。 5ヶ月ほど前、マシュマロがひとつ届いていた。 “どうしてそんなに美しいんでしょう

          『どうしてそんなに美しい』

          心臓の動かし方を

          文を書けなくなった。 なんか最近、文を書けない。 書けるんだけど書けていない感じ。 息を吸っても酸素が入ってこないときの感覚と似ている。 コインランドリーに濡れた服を放り込んで、いつものように近くのコーヒースタンドに行ってみたら臨時休業だった。 あてもなくぶらぶら歩きながら冷たいチャイが飲みたいなあと思った。 この間、いつものカレー屋さんでテイクアウトをしようとメニュー表をめくっていたら”マサラティー”という項目があって、「これはもしやチャイか!」と思って頼んでみたらチャ

          心臓の動かし方を

          寂しさは翼を得て

          2021.4.20.Tue Sky日記 雨林のキャンマラの途中。その子が突然僕に尋ねた。 「男の子が男の子を愛するのは間違ってると思う?」 いくつか質問の意図を思い浮かべて、そのどれもに対する答えとして、僕は 「いいや、間違ってない」と答えた。 その子はしばらくしてから 「男の子を好きになってしまった」と言った。 ちょうど神殿の前、3つ目の橋を上げたところ、光の子がいる場所だった。 手が離れ、立ち止まる場所。 たぶん、手を引いていた僕が返事をしやすいように。もしくは、その

          寂しさは翼を得て