『ラヴィット』の話

　他人様に見せるような作品じゃ無いとは思いつつ、それでも誰かに見てもらいたくて、SNSにポッと出した絵。個人的には35点/100点程の出来です。

ラヴィット（作・狂兎宇海）

　この絵を思いついたのは、「タッチ／NOMELON NOLEMON」の歌詞から一つの物語を考えていた時のことでした。全部書くと長く、まとまりの無い文になりそうなので詳細は省略するけれど、端的に言うと、狂信的な恋愛は自分を傷付けかねないと考えた時に、アイデアが浮かんだのです。
　何故兎にしたのかというと、「タッチ」の一節に「触覚を撃ち抜いてラヴィット」という歌詞があるからです。描き始めた当初は「ラヴィット＝rabbit」だと考えていたのですが、今は「ラヴィット＝love it」も兼ねていて、ダブルミーニングになっているのではないかと考えています。「寂しがり屋、淫欲」という意味と「大好き」という意味を含むと考えると、一人を想い続ける光も闇も孕んだ曲のように感じました。闇の要素として影を入れ、精神崩壊、堕胎、自傷を血で表し、モノクロにすることで誰かを好きに成る辛さや闇を表したつもりです。

　私は、誰かを強く好きに成ることは、素晴らしく、尊敬できることだと思っています。そんな恋愛をしている人はとても可愛らしく感じられ、幸せになってほしいと願わずにはいられません。
　誰かのために体を張り、命を賭けられる人は、かっこよく、美しい。

　素人だから、絵を批評されても困りますが、言っていただいても構いません。ありがたく参考にさせていただきます。生業ではなく気まぐれで書いているので、いつ次があるかわかりませんが。

　見ていただき、読んでいただき、ありがとうございました。またいつかお会いしましょう。