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身体と感情──感情をどう扱うか

  自分自身の願いとして、もっと感情に振り回されないで生きたいというものがある。感情に振り回された結果に生じた、自分の行いを後悔することがよくあるからだ。その一方で、感情を伴わない人生が味気ないものだとも思っている。

    この一見矛盾する問題にどう取り組むべきか。子供なら、躾けや教育という方法もあるだろう。ただ大人になってしまった私を躾けてくれる人はいないし、だいいちそんな人が現れても、それこそ感情的に反発してしまうに違いない。教育もたぶん同じように難しい。セルフコントロールのセミナーに参加したり、認知療法を学ぶという方法もあるとは思う。ただ理性(知的理解)で感情をコントロールす試みは、「分かっているけどやめられない」とか「いざというときには役立たない」という結果になりやすい。

    そこで自分なりに考えた方法は身体を活用するというものだ。ただしそれで成功したというわけではなく、試行錯誤が始まったばかりという段階である。以下、身体と感情についてこれから少しずつ述べてみたい。T



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