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Aiglonでの日本語教育について

今回は、Aiglon Colege(エイグロンカレッジ)における、日本語教育について書いていきたいと思います。

最初にお断りしておくと、私は全てを把握しているわけではありませんので、あくまで私の知っている範囲で。

まず、Aiglonには日本語の先生が2人も居ます。常駐の日本語の先生がいらっしゃるのは、ル・ロゼとエイグロンだけと聞きましたので、やはり双璧と呼ばれる2校は母語サポートが手厚のだなと感心いたしました。

スイスのインターナショナルスクールの多くは、ダイバシティーを大切にしており、生徒の国籍が偏寄らない配慮をしています。一つの国籍で10ー15%を目安に上限を決めています。世界から20-30カ国の人たちが集うので、みんながマイノリティーです。マイノリティーがメジャーなので、どの国の子も肩身の狭い思いをしなくて良いのは素晴らしい配慮です。

そういうわけで、エイグロンに在籍する日本人もその枠の範囲の人数となります。各学年に2、3人から5、6人の日本人が在籍している印象です。
はっきりした定員があるわけではないので、年度によりばらつきがあります。

エイグロンには、日本語専用の教室があり、母語の授業の際は、その日本語教室に移動してレッスンを受けます。オプショナル授業ではなく、カリキュラムに組み込まれています。インターナショナルバカロレア教育では、母語をとても大切にしていますので、その精神を反映したプログラムなのでしょうか。日本人としてのアイデンティティは、留学中であっても常に育み、日本人としての誇りを持って生きていってほしいと思うので、とてもありがたいです。

以前、日本語の先生とお話しをさせていただいたことがありますが、とっても共感力の高い、お優しい先生でした。エイグロンでは、読書を推奨しているとおっしゃっておられました。
日本語の教室には日本語の本の蔵書もありました(少し少なめだなと思いましたが)。また、至ることろに生徒の写真が掲示していて、楽しそうな日本人コミュニティーがここにあるのだなと感じました。

浴衣をきた子供たちの写真もあったので、浴衣や着物を着るようなイベントもするのかな?

若年留学して、自分のアイデンティティが迷子になっては、一生苦労すると思います。日本人として生まれたからには、母語を大切にし、母国に誇りを持った上で、世界と渡り歩けるスキルやマインドを身につけていただきたいなと、(ほんと、欲張りですが(笑))親としては切に願います。

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