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どうやったらMENSA会員になれるの?~アメリカMENSA会員の視点から~

(2018年11月23日記)



こんにちは、海です☺


先日MENSAの入団試験を受けたら受かってしまいました。アメリカでMENSAを受ける日本人も少ないと思うので記事にしてみますね✍
アメリカでMENSAを受けようと思っている人はもちろん、日本でMENSAを受けようと思っている方も参考にしてもらえると嬉しいです!



☞ MENSAとは



メンサ(英: Mensa)は、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体である。高IQ団体としては、最も長い歴史を持つ。会員数は全世界で約12万人。支部は世界40か国。イギリス・リンカンシャーにあるケイソープ(英語版)に、本部(メンサ・インターナショナル)を持つ。

(Wikiより引用)

MENSAの入会資格を得るにはその国のMENSAの提供するテストを受験して上位2%以内の成績を収めることが必要です。

よって日本ではなく、アメリカのMENSAの試験を受けて受かった私は、アメリカの中で上位2%のIQを持つけど日本の中で上位2%のIQを持つかどうかはわからないことになります。

MENSAは生涯に3回しか受けることができず、1度受けて落ちたらもう1年待たないといけない決まりになっています。

これは、人のIQは長期的にだんだんと上がっていくという内容の「フリン効果」考慮せず、人のIQは生涯にわたってあまり変化しないという考え方に基づいた決まりになっているといわれています。



☞ MENSAを受けようと思った理由


1番の理由はSCORPION(スコーピオン)という海外ドラマに影響を受けて、自分もこんな人たちとお近づきになりたいと思ったからです。はじめてこのドラマを見たときはほんとうに興奮した感銘をうけました。


IQが190以上ある実在の人物ウォルター・オブライエンをリーダーに、 合計IQが700を超える天才集団4人組が、チームを組んで難事件を解決してく話なんだけど、話の中に出てくる単語の7割くらい意味が分からないその方法で本当に解決できるのかどうかすら自分の力では検証不能であることを自覚しながらも頭の良さが世界を救うっていう設定が本当に好きでした。

あとは東京大学に落ちたことで失ってしまった自己肯定感をなんらかの形で取り戻したかった、他のひとと話すときに感じる違和感の原因を知りたかった、とかの理由があります。



☞ MENSAの問題ってどんなのが出るの?

日本のMENSAで出る問題は、口外禁止である上、わたしも受けたことがないので正解はわかりませんが、行列推移とかがメイン問題になるのかなあと予想しています。


ノルウェーや、ドイツのMENSAは無料でトライアルが出来て、それらがすべて共通で「次にくる図形・数字はなんでしょう空気を読んで答えてね」、みたいな問題だから日本でもそういうのがでると思っています。違ったらごめんなさい。


リンクを張るので興味のある方はトライしてみてください!一般的にMENSAに受かるIQ130以上は、1-2問ミスだといわれています


✓ ドイツ・メンサのオンラインIQテスト


✓ ノルウェー・メンサのオンラインIQテスト


アメリカのMENSAはそれに対して、ホームページに30ドルほど課金すればどんな問題が出るかヒント(pre test)がもらえます。私はここで課金してもしなくても本番で出る問題はどうせこれとは違うしIQ高ければ受かるし低ければ落ちるから見なくてもいいや、とおもってpre testは受けませんでした。


アメリカのMENSAは数学の問題、語彙の問題、読解の問題等いろんな問題がでます。行列推移だけだとおもってたからまじでびびった。英弱なので苦しい思いをした3時間でした。


たのしくなかった笑


受けに行ったとき、受験生が私のほかにもう1人しかいなくてその人と仲良くなってInstagramとSnapchatを交換しました。私は近くにテストセクションがなかったので、隣のオハイオ州まで友達に車で送ってもらって(往復2時間半)いきました。友達になった彼も、車で3時間かけて来たといっていました。MENSAの知名度がもっとあがればテストセクションも増えるかな。すんごい不便でした。



☞ MENSAを受ける方法


さて、日本のMENSAのいちばん大変な部分はテストの予約です。1日2回くらいホームページをチェックしないと永遠に「満員」の文字を見ます。受験料も1万円と高いです。しかしテスト時間は1時間弱と、ストレスフリーなのが良いところかもしれません。



予約はこちらからできます :)



また、ADHDなどの発達障害の判定材料に使われるWAIS‐Ⅲ試験をはじめとして、申請日から1年以内に受けたWISC-III・WAIS-IV・WISC-IVでも、IQが130以上である場合、MENSAのテストを受けなくても証明書を提出すれば加入できます。



アメリカのMENSAは逆で、いつでもテストを受けられるし、受験料は60ドル(10月だけ半額の30ドル)、テスト時間は3時間以上ととても長いです。

受かった後は、日本のMENSAは会員にならないと合格を取り消されます。メンバーカードを購入し、年間2000円ほどの会員料を払い終わると、気づいたらまた1万円以上飛んでいます。



☞ 最後に


MENSAに入ることで自分が得られるものが、そんな時間とお金をかけてまで手にしたいものなら、受ける価値はあると思います。


実際じぶんがMENSAに受かったことで、私の自己肯定感はめちゃめちゃに回復しました。MENSAに入っているということが、就活に有利になるかどうかは知らないけれど、自分のIQが上位2%以内と知ることができただけで、嬉しかったのを覚えています。

https://shakelog.com/から引用


東京大学の偏差値が75なので、MENSAに受かる確率は東京大学に受かるレアリティと同じくらいという意味になります。
ちなみに、一般的に早稲田や慶應以上の偏差値の大学に受かる能力のあるひとは人口の上位3%以内に入るといわれています。

しかし学歴もIQも人の持つ能力をはかる手段のひとつにすぎません。
学歴の高さが、親の財力と比例すると言われているように、「頭がいい」と一般的に言われるような人たちは、そうなる様々な原因や理由があります。環境が変われば、違う結果になっていた可能性もあります。



学歴が高いといわれている人にも様々な人がいるように、MENSAに入っているからといって必ずしも他人より有能であると決まったわけではないのです。


そのことを忘れずにいろんなことを学ぼうとする努力は怠らないようにしたいものですね☺


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