2023/04/10 電力カルテル

2016年から電力自由化が始まって、それまで地域制だった電力会社の販売エリアが撤廃されました。

電力会社と言うのは、元から民間企業の皮をかぶった国営企業でした。
国営企業の何が悪いのか?
・競争が無い(価格が下がらない)
・地域間格差がある筈なのに無い(計画販売)

昔の米や塩が、専売公社で生産されて販売されていた時と同じです。
民間移転されて米や塩の価格は十分下がりました。

で、自由化された電力価格はどうなったのか?
全く変わりません。
多少、大手向けの価格は見直されたようですが。。。

自由化されても価格が同じなら全く意味がないという事を、電力会社が理解していない事に愕然とするような状況です。

自由化されたら、民間企業なんだから、
・競争が発生し、価格が下がる
・販売エリアの拡大施策が行われる
・生産を効率化するための施策が実施される
と言った事が自然に発生します。
しかし、そんなことは全く発生しません。

それは何故か『カルテルの存在』です。
・過去の地域営業を自由化後も守りましょう
・価格は守りましょう

こういったカルテルを電力会社間で結んでいるのです。

では、カルテル違反後はどうなるのか?
監視の目は強くなりますが、全く変わらないでしょう。。。

基本的に自由化前の人達の考え方は変わりません。
人の入れ替わりによって状況が変わるのを待つしかない状況なんですね。。。


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