2022/06/05 趣味:エレキギター関連

今までにもギターアンプの修理やIRキャビネットシミュレーターに関して書いてますが、今回はこういった趣味との付き合い方に関して。

エレキギターも楽器なのでギターそのものの値段はピンキリです。
プロが使う数十万円から初心者用の数千円まで。

エレキギターの歴史がまだ70年ぐらいなのでそんなに高いものはありません。
まあ、コレクター用途はちがうんでしょうが、、、

そんなエレキギターのどの辺りを購入しているかと言うと、殆どがメルカリです。
元々エレキギターは5万円台の物でも楽器屋での売価3万円台と言った商品です。
そしてメルカリではその商品が2万円から1万円台後半で購入できます。
メルカリですから当然中古品です。
中古品が嫌な人には向きません。

メルカリで買う理由の一つには廃版モデルを買えるという事もあります。

先日メルカリで購入したエレキギターは正に「欲しいなっ」と思っていた5年前ぐらいに廃版になったモデルでした。
メルカリの出品情報には錆、汚れ、日焼け有という事で、相場よりかなり安い価格でしたのでポチリました。

翌日に到着したエレキギターは一見して汚かったです。
まずやる事!
・現状での音出し
・ネック外し
・チューニングペグ外し
・ピックガード外し
・バックプレート外し
・シールドジャックプレート外し
・ストラップピン外し
取り敢えず、音が出ることを確認したら全部外します。

ネックは相当な汚れとフレットの錆と日焼けです。
このネックはポリウレタン塗装サテンフィニッシュなのでガンガン奇麗にできます。
まずは水で堅絞りしたウエスでゴシゴシ拭きます。
汚れの酷いところはハンドソープを付けたりして徹底に洗います。
最終的には石鹸が残らない様に水拭きです。
この辺りは家具と同じですね。。。
フレットの錆も浮いている錆は取れたので、この状態で乾かします。

いろんな物を外しましたが、これらは全部ネジで止まってます。
そのネジは百均などに売っているさび落とし溶剤(植物酸)に漬けておきます。
ネックの掃除が終わったら一旦、錆が落ちているか確認します。
材質がステンレスなので、表面に出ているネジの頭の部分が黒ずんでいるので、ここが奇麗になっているかです。

全てを取り外されたボディは奇麗な塗装がされているので、やわらかいウエスで水挽きです。
もちろん汚れているところはハンドソープを使います。
根気よく拭いていると本当に奇麗になります。

ネジの錆落としが終わったら、ブリッジのサドルを分解して錆取り溶剤に漬けます。
その間に、ブリッジベースがクロームだったら艶が出るまで磨きます。
ついでにジャックプレートも艶が出るまで磨きます。

後、錆落とし関係では、ピックアップのポールピースも錆が出ているので、綿棒に錆落とし溶剤をつけて擦ります。

細かいところでは、シールドジャック自体が錆びていたり、くすんていたら錆取り剤で磨いてから最後に接点復活剤で拭きます。

錆取り関係は錆が取れないことも良くあります。
その場合はコンパウンド等で磨いて錆を取ります。

こんなことをしている間にネックが乾いてますので、そうなったらフレットの錆取りを開始します。
フレットの錆取りはまずマスキングテープでの養生から始まります。
フレット以外が表面に出ていない様にマスキングしてから、コンパウンドをウエスに付けて全体をザっと拭きます。
これで落ちる程度の錆だったら楽勝です。
錆が残っていたらゴシゴシ擦ります。
まあ、コンパウンドの溶剤成分の効果もあるのか結構すぐに奇麗になります。
コンパウンドの残渣が残らない様に出来るだけ奇麗にしてからマスキングテープを外してフレットの錆取り終了です。

チューニングペグはクロームメッキだったらメラミンスポンジで磨きます。
ダイキャスト製?だったら極細目コンパウンドで磨きます。

そして、組み立て前に、電気関係に必要なら接点復活剤をスプレーしておきます。

最後に、全部組み立てればかなり奇麗なギターの出来上がりです。
こうすれば、メルカリで購入したギターでも新品感覚で使えます。


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