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週末雑感 2021/08(2)

「全国の新規感染者数が2万人を超えました」とニュースでは伝えている。

この2万人という数字は、いったい何なのか?
誰もその根拠は分かっていないのが現状です。

政府の会見後の質疑応答でも、
・エビデンスはありますか?
・科学的根拠は?
と質問したところで、数字が出た瞬間に黙る。。。

その数字が問題なんですよ!

そこで、
国民は毎日増加する新規感染者数に一喜一憂している訳ですが、この新規感染者数こそ曲者なんですよ。という話。

新規感染者数とは、
PCR検査等で、新たに陽性と診断された人の数です。発熱等の症状のある方、無症状の方の総数です。

感染者かどうかは検査をしないと分からない。
分かりやすく言うと、検査しなかったら新規陽性者はゼロなんです。

検査のキャパシティに関して、
東京に関して、東京の検査実施件数を都のHPで確認すると8月は週平均1日当たり1万5千件足らずです。最大でも2万2千件。

検査した人が全員陽性で、新規陽性者数は2万2千人までという事。

検査の陽性率に関して、
WHOは「陽性率3-12%くらいを維持してれば、感染をコントロールできてる状態と考えて良い」といっているらしい。しかし、まだ根拠はないそうだ。
最近の東京の陽性率は20%以上の日が結構ある。
8月5日 新規感染者数 5,042 検査実施件数 16,354 陽性率 30%

東京の感染がコントロールできていない実態が数字で確認できた。


ここで最初に戻って、全国の新規感染者数が2万人っていうのは、検査のキャパに大きく左右されるという事。
感染がコントロールできていない東京の新規感染者数はあてにならないという事。


東京を感染をコントロールできている状態にするには、陽性率10%を維持できる検査体制(検査件数5万件)のキャパがあれば、新規感染者数 5,042はエビデンスとして使えるが、検査が足らない現在の新規感染者数は全く信用の無い数字でしかないというのが本当。
単純計算で、東京都の実態は、新規感染者数15,000人位かもしれない。
そうなると、全国の新規感染者数は3万人だ。

また、尾身会長は、8月4日に「東京の新規感染者数は1万人もありえる」と発言しているが、これは正しいんだ。
ただし、東京都の検査能力を確認されていないんだと思う。
もしそうなら、10万件の検査のキャパがいる訳なので。。。


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