2024/01/20 地震の発生は予測できないけれど、、、

地震発生から20日余り、今回の能登半島地震の全貌が見えて来た。

大きく地形が変わるほどの地震だったことは分かった。
しかし、こんな大地震なのに、ほぼ予想されていなかった。。。

これはどういうことなのか?
太平洋側は、海底の地形や変化を観測する機器が網羅されて、かなり詳細に観測されている事は伝えられている通りだ。
これは来るべき南海トラフ地震や東南海地震への備えということだ。

30年間で70%の確率で大地震が発生する為の物だ。

そこで、能登半島地震。
こちらはまだ直ちに地震調査をする段階でもないという扱いの地域だったことが伝えられている。
地震調査が行われていて、ここは大地震の発生が予想されるとなっていれば、何らかの機器で観測していただろうという。。。

完全に盲点な地域なので、どんな地震が起ころうが。。。。知る由もない。。。

地震関係の人達の認識というのはそういう意識の様だ。

能登半島での群発地震に関しては、京都大学の先生が「流体に起因する地震」として、地震のメカニズムを力説してはいたが、、、
震度1や2の群発地震から今回の大地震を想定することはできなかった。。。

結局、どれだけ地震観測をしたところで地震発生を予測することは出来ないという事を今回も証明したに過ぎない。。。

東日本大震災以降の日本列島は、どの場所であっても大地震が発生する可能性が高くなっている。
そういう状況では、地震観測につぎ込むぐらいなら、防災や復興にお金を回す事の方が健全なのは誰でもわかる事となってしまった。


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