雑感 2021/09/18

今日のテレビニュースショーは、台風情報と自民党総裁選についてが大半。

事故発生時、悲惨な交通事故として伝えられた『池袋暴走』
9月16日 被告が控訴期限までに控訴しなかったので、実刑が確定した。
これでこの事故の裁判は終了した。

何が注目されたのか
・この事故により親子(母と娘)が死亡
・暴走した自動車が多くの人を轢いた
・87才の加害者が上級国民らしいという情報
・加害者が自身の責任を認めない車両の故障を主張した

この池袋暴走をきっかけに高齢者運転免許返納が活発になったという変な現象も起きた。
まあ、加害者の現場検証時のニュース映像が強烈過ぎてそうなったこともあるだろう。それは、現場検証時の加害者は両手で杖を突かないと歩けないような状態だった。

また、暴走した車両には加害者と妻が乗車していたのだが、事故を起こす前にガードパイプ下の縁石に接触している。
その際に、妻「危ないよ、どうしたの」、加害者「あー、どうしたんだろう」と話しているのだが、その後150m暴走し、2回目の赤信号無視で突入した交差点内で清掃車に衝突して停止する。(この間に死傷者10名)

まともに考えれば、縁石に接触した事でブレーキを踏んだが、踏んだのはアクセルだったという事なんだが。
停止した後に、加害者は「アクセルが戻らなくて、人をいっぱいひいちゃった」と言っていたそうだ。
自動車を運転する者なら誰でも知っているが、車を停止させる時には『アクセルを戻す』と言うより、『ブレーキを踏む』と言う。

裁判で証拠になったといわれている車に搭載されていたEDRの解析では、事故時には『アクセルが踏まれており、ブレーキは踏まれていなかった』事が確認されている。

裁判では、加害者はブレーキを踏んだが効かなかったと言っていたそうだが、事故直後は「アクセルが戻らなくて、」と言っていたのに。。。

150mの暴走は、時間にするとわずか10秒ほどだ。
2本の杖で歩かないといけない様な状態の人が10秒間に何が出来るというのだろう。
ブレーキだと思ってアクセルを踏んだら、急加速して、あっ、と思ってブレーキ踏み直す時間はなかったでしょう。
この位の運動能力の人が運転してはいけないんです。

事実は運転していた本人がすべて知っています。
それでも裁判では最後まで自分の責任を認めない。
ここに加害者の生き方を見たような気がする。

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