見出し画像

これって、、授業崩壊なの?

今日は情報の授業。今、生徒はグループに分かれて作業の真っ最中です。取り組んでいるのは「商品開発のためのビジネスプレゼン資料作り(ポスター)」です。あちらこちらで、「わー」とか「きゃー」とか「あはは」とか結構大きな声や笑い声が起こっています。これって教室の外から中をのぞいたら「授業崩壊してんじゃね?」って思うのかしら?

画像1

授業ってなんだろう?静かに自席に座って前を向き、必要なときに筆記用具を使い決して私語はせず、先生を凝視すること?それで生徒は学んでいるって言えるのか?思考を繰り返して何かを作り出す共同作業は学びでは無いのか?今目の前に展開している「授業」はその真逆です。生徒にとっての学びとは何か?そんなことを考えながら生徒からの質問に答えながら1時間が過ぎていきます。

長い間教師をやってきて静かな授業を作る事は大原則でした。まずはその状態を作る事。それが第一の関門。それはまあ、できました。強圧的な教師であればその形は整えられます。でも今関わっている授業は、それでは何も出来ません。おそらく形は整うでしょうが、生徒の気持ちの入った作品は出来ません。自由に動いたり考えさせたり、話し合わせなければ出来ないよね。生徒が自分の教室に戻っていきました。静かです。教室のあるべき姿って難しいよね。そんなことを考えながら授業に関わっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?