私が情報の教員免許を取ろうと思ったわけ

しばらくnoteから遠ざかっていました。理由は情報の教員免許を取るための大学の科目試験があったからです。今日ようやく終わり、免許取得に目処が立ったので再び再開します。何回かに分けてこのテーマで書いていこうと思います。他教科の免許取得や情報の免許に興味のある方、お読みいただければ幸いです。

私が情報の教員免許取得を考えたのは、丁度1年前くらいのことです。私が高校の管理職から学園の方の仕事にシフトチェンジする事が決まり、2021年度をどのように働いていこうか考えている中で思いついたことでした。何故っ?高校の管理職は実に雑多な仕事が山積みなんですね。毎日毎日いろんな事が起こります。授業をやりながら日々起こる問題に対処する。それはもう激務な訳です。管理職にならなければわからないことです。授業、会議、生徒募集、公文書への回答、、、保護者や学外からのクレーム対応。等々。それらから解放される!となった私は次なる取り組みに着手します。

ってわけで、正直それまでに比べたら「暇だなあ」と思ったのです。もちろん学園と業務内容についての契約はありますので、日々のタスクという意味ではそれなりにあるのですが、高校管理職のようなイレギュラーな業務というのはほとんど無いってことです。管理職に比べたらそれはもう自由に働いて良いに等しい自由な環境です。そこで考えた。この機会に自分のスキルを上げよう。絶好のチャンス!

そう考えた私は早速調べました。実際にウチの学校にも情報の免許を取得した人が居たので聞いて回って。その中から自分に合った大学の通信課程を選んで問い合わせ。実際には4月の中旬になってしまったのですが、大学の科目履修生となったのです。久しぶりの大学生だ!(科目履修生だけど。そういえば前回は2011年に放送大学の科目履修生になり、教員免許を1種から専修免許に上申したのです)お金はそれなりにかかるし、教科書も結構な金額になるし。実際に人によっては、「なんで情報の免許?取って何になるの?」って聞かれました。それはほぼ目的を達成した今でも聞かれること。それについて考えをまとめてみました。

自分が勤務校で何をやったのか?何について貢献できたのか?は勤務して40年以上経ったころからすごく考えるようになった事です。自分がこの学校にどのような歴史を残したのか?どのような影響を与えて、それが将来の学校のどんな影響を与えたのか?は教師としての自分の歴史を確認することでもあった。

私が一番残したことは、この学校にICTを定着させたこと。iPadを導入し、教職員に使ってもらい、生徒にも使ってもらう。昨年から公立の小中学校でもGIGAスクール構想が始まり、この勤務校の周辺でもGIGAタブなるものが導入されています。みんなが始めるから本校もやるという流れは、それなりにやりやすい部分ではあるけれど、やはり先駆者として取り組みたい!そういう思いがあって、2015年にスタート。翌年2016年には教職員にICT活用を始めました。そして2017年度からは満を持して生徒への導入。そして今はすっかり定着した感のある本校のICT活用の教育です。

この取り組みを計画から実行、ネットワークの計画整備から実際の工事、教員への研修から生徒への研修までほぼ全てをまかなってきたわけですが、これを進める中で感じていたモヤモヤがいくつかあったのです。(続く)

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