ベトナム コロナ最新情報(速報)2/4 23:00現在
◎2/4朝、保健省発表の新規感染者は37名
・すべてハイズン省の労働者
すでに隔離されており、拡散の危険性はない
◎2/4夕方、保健省発表の新規感染者は9名
・ハイズン省x1名:17歳女性、カラオケ店店員
・クアンニン省x2名:ハイズン省チーリン市由来
・ザーライ省x4名:ハイズン省チーリン市由来
・ハノイ市x1名:ハイズン省チーリン市由来、公証人(患者No.1883)のF1
・ビンズン省x1名:ハイズン省チーリン市由来
◎COVID-19対策全国運営委員会によれば、変異株の侵入により、新たな戦略を導入している
・従来の首相指示15号(ソーシャルディスタンス規制)、16号(社会隔離=外出自粛規制)より、さらにち密な戦略を実施する
-疫学的な見地からできるだけコンパクトな封鎖、隔離を行う
-接触者の追跡、適切なゾーニング、迅速な封鎖
-より広範囲な検査によるスクリーニング
・感染経路の変化から、マスク着用の徹底
-感染者の全員がマスク未着用であった
-以前は「接触感染」が主であったが、
-変異株は「空気感染」すると見られ、空気中に拡散する
主に、
①職場、車の中の密閉空間
②結婚式、パーティーなどの大人数で飲食を伴うマスク無しで集まる場所
・検疫期間を14日間から21日間に変更
-86.6%が無症状で検知しにくい(従来型は約60%)
-感染から17~18日後に発症するケースが確認されている
◎ダム副首相「私たちはエピデミックを封じ込めました」
・2/4午後のザーライ省の感染状況に関するオンライン会議にて述べた
本日の感染者はすべて感染源が明確で、保健当局の管理下で発見されています。収束に向かっているという認識の中での発言になります。
今後も隔離下の状況で感染の発覚はあると思われますが、旧正月の師走に大混乱が発生した今回の変異株による再感染、収束に向かい一安心です。
引き続き、隔離状態の方々がおり、旧正月期間を含めた21日間の隔離生活を余儀なくされますが、無事に平和なお正月が来ますように。
※2/4ザーライ省との会議に臨むダム副首相(Tuoi Tre新聞、写真chinhphu.vn)
◎タンソンニャット空港(ホーチミン市)など5空港の職員が全員陰性
・ベトナム空港公社はリスクの高い空港職員の安全を確認し、テト期間中もサービスを確保する目的
・2/4、タンソンニャット(ホーチミン市)、カムラン、カントー、ヴィン、リエンクオンの5つの空港の幹部、職員の全員が陰性
・引き続き、ACV傘下の16の空港職員の全員を検査する
ノイバイ(ハノイ市)、ダナン、フーコック、カットビ、フーバイ、バンメトート、フーキャット、プレイク、チューライ、トースアン、ドンホイ、トゥイホア、コンダオ、ディエンビエン、ラックザー、カマウ
※ベトナム空港公社は、COVID-19の流行に対して、飛行機の乗客の安全を確保するために、空港が運用手順に厳密に従うことを要求している(Tuoi Tre新聞、写真:ACV)
◎感染地域から帰省する人々を規制するかどうかは、各自治体の判断
・フック首相が承認、これによりハイズン省、クアンニン省、ハノイ市、ザーライ省などの感染者の多い地域から帰省する人をどのように受け入れるかは省ごとに対応が取られる
・カントー市
ハイズン省、クアンニン省、ザーライ省からの入省者は隔離する
ー上記3省の隔離地域からの人:21日間の集中隔離
※ハイズン省チーリン市、クアンニン省ヴァンドン空港など
ー上記3省の隔離地域以外からの人:21日間、自宅で健康監視
(ビンズン省、ホーチミン市、ハノイ市からの市民も同様)
・アンザン省
ハイズン省、クアンニン省からの入省者は隔離する
ー上記2省の隔離地域からの人:21日間の集中隔離
ー上記2省の隔離地域以外からの人:自宅で21日間の待機
・バクザン省
ハイズン省、クアンニン省からの入省者は隔離する
ー上記2省の隔離地域からの人:14日間の集中隔離
ー上記2省の隔離地域以外からの人:自宅で14日間の待機
・ハザン省
同上
・イエンバイ省
流行地域からのすべての入省者は、地元の保険所に行き、医療申告をする
・ハイズン省
医療封鎖、隔離措置を実施している地域を除き、入省可能
・ハイフォン
感染流行地域からの人は集中隔離
感染地域以外からの人は、医療申告、体温チェックなどを行う必要
・タイビン省
感染流行地域からの人は隔離される
その他地域からの人は、医療申告と旅行スケジュールの提出を行う
・ハノイ市
ハイズン省チーリン市(1/1以降の滞在歴)、ヴァンドン国際空港(1/5以降の滞在)の人は、保健所に申告する
・ゲアン省
医療申告を積極的に行うこと
・ディエンビエン省
保健省の通知に従い、14日以内に感染地域に滞在歴のある人は、医療申告、自主隔離、および検査を行う
◎航空券のキャンセルが相次ぐ
・主に南部(ホーチミン)から、ハノイ、ハイフォンなど
・ベトナム航空の払い戻し、チケット変更は次の通り
-ホットラインに電話するか、ベトナム航空窓口で手続きを取る
※電話はつながらない可能性が高い
-キャンセルの場合:キャンセル手数料300,000 VNDが発生する
※料金の払い戻しは3か月後になる
-チケット変更の場合:10%の割引料金旅行券を進呈
なお、ベトナム民間航空局は、「変更不可」「キャンセル不可」のチケットもCOVID-19の影響を受けた場合に、変更・キャンセルに応じるよう航空会社に要請している。
◎ベトナム国有鉄道は、感染の再発生に伴うキャンセルが相次いだことから、テト(旧正月)中の運行本数を減便することを決定。
・切符のキャンセル、変更方法は次の通り
2021/2/2~2/28の期間の列車に対して、
①切符に記載の出発日から1年間(365日)有効で、別の旅程に変更
購入者は差額を精算する
(国有鉄道が返金する場合は2022/1/1以降に支払い)
②キャンセルの場合は、現在のキャンセル規定を適用
キャンセル手続き後、90日以降(土日祝日を含む)に返金
手続きは駅で行う(オンラインで購入した場合のみオンライン上で手続き)
※Tuoi Tre新聞、写真:TUẤN PHÙNG
◎ハノイ市情報通信局は、ハノイ市警察サイバーセキュリティおよびハイテク犯罪防止部隊(PA05)と連携して、4件の偽の情報を投稿した人物を特定、投稿を削除の上、行政処分を課した。
・COVID-19の捏造された画像や情報をFacebookに投稿していた
・当局は虚偽のコンテンツをSNSで拡散する行為は政令No. 72/2013 / ND-CPの違反であり、違反情報の強制削除と750万ドンの罰金を課せられると警告している。
*ハノイ市*
◎ハノイ市保健局によると、2/4午後、46歳銀行員(Public Bank)の感染が発覚したことに伴い、ドンダー区 Láng Hạ 88のマンション「Sky Cityタワー」を封鎖した。この患者は公証人のF1であった(マスク未着用だった)。
※封鎖された Sky City Tower 写真:政府提供
◎FPT大学(ハノイ)ホアラックキャンパスのF1(一次接触者)、最初の検査で全員が陰性。F0(感染患者)とF1は隔離、F2は自宅隔離、大学は封鎖を解除された
*ホーチミン市*
◎ホーチミン市疾病管理センターは、2/4夕方時点で新しい症例は記録していないと発表。
・患者No.1883(ハノイの公証人)のF1、31名を捕捉、検査の結果、5名が陰性、26名が結果待ち
◎フーミーフン(ホーチミン市7区)はSpring Flower Festival を中止し、小規模な花祭りを行う
◎2/4朝、チョーライ病院(ホーチミン市)は、ザーライ省の支援のために、医師団の第二弾の派遣を行った
・チョーライ病院はホーチミン市の感染症対策病院で、ダナンでの流行時にも派遣されていた経験豊富なチーム
・ICU、看護、血液の専門家からなる
・ザーライ省保健局と協力し、野戦病院を立ち上げる
・ザーライ省保健当局に対して、感染エリアのゾーニング、隔離についての助言を行う
・チョーライ病院からはすでに感染症の専門家からなる即応チームが派遣されている
*その他地域*
◎ザーライ省、感染拡大に備え、野戦病院(200床)の設立準備を開始
・1日3,000件の検査能力に増強
・100%のF1症例の追跡と隔離の実施
◎カントー市運輸局、2/5から旧正月のバス料金を最大60%値上げすると発表
・COVID-19の再発生に伴う乗客の減少を埋めるため
・カントー市発着のバスに適用
◎カントー市文化スポーツ観光局は、新年(旧暦)に行われるバイクレースを中止すると発表
・中止するのは、「コンフェデレーションカップ2021」
◎ビンズン省、トゥーヤウモット大学の患者No.1843に関連して、F1(531名)がすべて陰性と発表
※発表を聞いたF1の大学生や、不眠不休で聞き取り調査や検査をサポートしてきたボランティアたちは泣いて喜んだそうです。良かった。
◎ビンズン省、軍が感染エリアの消毒作業を実施
・第4軍管区の化学防護部隊の除染車両で消毒
・トゥーヤウモット市の封鎖エリア
◎ビンズン省は、大晦日(旧暦)の打ち上げ花火を中止
※ビンズン省で消毒液の散布を行う化学防護部隊(Tuoi Tre新聞、写真:M.H.)
※整然と隔離場所に向かうトゥーヤウモット大学の学生たち(Tuoi Tre新聞)
※トゥーヤウモット大学のボランティア学生たちが、隔離エリア内の学生と住民に無料で野菜を配る(Tuoi Tre新聞、写真:VIỆT HƯNG)
◎ダナン市内の各病院、テト(旧正月)期間中、病院スタッフに対してダナン市を離れないよう通知
・テト期間中にダナン市内で感染が発生する不測の事態に備える
・また医療スタッフが帰省中や帰省先で予期せず感染することを防ぐ
・あるいは、帰省先が封鎖され、病院の勤務に戻れなくなることを防ぐ狙い
◎タインホア省は、大晦日(旧暦)の3つの打ち上げ花火大会を中止
※タインホア省はこれまでCOVID-19の陽性者はいない
◎ドンナイ省疾病対策管理センターは、ソナデジ工業開発公社から、50億ドン相当のスイス製リアルタイムPCR検査機を寄贈された。
自動で昼夜を問わず1日2000件の検査が可能。
◎フーエン省運輸局は、バス会社に対して、COVID-19の影響により乗車できなくなったチケット購入者に対して、運賃を返金するよう義務付けた
◎ハロン市は大晦日(旧暦)の打ち上げ花火を中止
予算を検査キットの購入に充てることを決定
・基礎疾患を伴うF1、F2、F3、F4の対象者に検査を無料で行う
・引き続き、検査の範囲を拡大する
すべての医療従事者、入院患者、病院の外来患者、取引業者。感染地域から入境した人々。
以上
冒頭写真:ホーチミン市7区のフーミーフン春の花祭り(写真:QUANG DINH)
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