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不安は前に進もうとしている証拠

※一部不適切な表現が含まれたので、下書きに戻して表現を変更しました。

 昨日は一日中無気力で、なにも手につかなかった。連続記録を狙っているnoteの投稿も、また連続が切れてしまった。
 落ち込みは特に夜がひどくて、友人とLINEをしている間に涙がこぼれてきて、ぐずぐずとそのまま泣き続けてしまった。

 しかし、そんな憂鬱をおいやって、今の私はけっこう元気である。それはなぜか? 今日、不安との良い向き合い方に気付いたのだ。あなたにもぜひ聞いてほしい。


不安との向き合い方

 今日は午前中にピアサポート(同じ悩みを抱えた者同士が助け合う)の場に行って、午後には就労移行支援施設に行く、というけっこう忙しい日だった。気付きがあったのは午前のことだ。

 今回はわりとざっくばらんに話す回で、互いの悩みを相談し合ったりした。その中で、「回を重ねるごとに不安が増している気がする」と言った参加者がいた。ここに通いながら、就労へ向けて動きたいが、知識を得るごとに自信がなくなる、不安になる。

 はて、と私は首をひねった。ちょっと参考になりそうなエピソードがあるぞ?

不安は前に進もうとしている証拠

以前の私

 そもそも私がそこに通い始めた経緯が、ちょうど不安と強い関連がある。

 私は最初、就労移行支援などの福祉のことをなにも知らず、そして使おうともしないまま、無職から就労へ動こうとしていた。どうしたらいいのかわからないが、就職への意欲は日に日に増した。
 そのとき、とてつもない不安に襲われたのだ。
 主治医に不安を訴えると、そこを紹介された。そこからはとんとん拍子で、一年通わないうちに次のステップである就労移行支援へ繋がったというわけだ。

 このエピソードで私が学んだのは、「なにかを始めようとする直前が一番不安だ」ということだ。

始める直前→不安、矢印を逆にしてみると?

 ここで、順番を逆に考えてみるのはどうだろう、と私は提案した。

 つまり、なにかを始めようとすると不安になる、ということは、不安になるということはなにかを始めようとしているからなのではないか、ということだ。
 あながち間違ってもいないのではないか、という気がしないだろうか?

 だって、なにかを始めよう、前に進もう、としなかったら、不安になる要素がない。今まで通りの日常に、嫌なところはあったとしても、新しく心配なことは現れないのだから。

 そして、不安をむやみに敵視する必要もなくなってくる。別の参加者の言葉にあった、「準備あってこその思い切り」というのを引用させてほしい。
 不安を感じたら、それはまだ変化を起こすには準備が足りていない合図だ。だから、変化のための準備をすれば、そのうち思い切りがつくようになる。それだけの話なのだ。

 相談者と違う参加者までえらく感動していたし、私自身も話しながらしみじみしてしまった。

 そうだ、不安は前に進もうとしている証拠なのだ!

幽霊の正体見たり枯れ尾花

タネ明かし

 これを頭に入れて昨日のことを振り返ってみると、あんなに気持ちが落ち込んだ理由もわかった。今日の午後から就労移行支援の本利用が始まる、つまり、なにかを始めようとする直前で、不安だったのだ。

 幽霊の正体見たり枯れ尾花! さっき不安をむやみに敵視しなくていいって思ったばかりだ!

 会を終えたあとの私はすぐに、自分へ「前に進んでいてすごいぞ!」と励ましを送った。するとどうだろう、朝もまだ残っていた憂鬱が静かになったじゃないか。
 おかげで、午後は少しの緊張だけで就労移行支援1日目を終えることができた。そのあともずっと元気なものだ。昨日の自分が見たらびっくりするに違いない。

あなたへのおすすめ

 そんなわけで、あなたも大きな不安にぶちあたったとき、ぜひこの理論を使ってみてほしい。

 不安を感じたら、「前に進もうとしてるんだね、すごい! えらい!!」と自分を励ますのだ。

 きっと、その励ましは自分の力になってくれるはずだから。

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