気になるあのこ。
最近はあまり感じなくなったけど、凄く意識していたお話です。
私は、あのこを気にしているわたしが
スゴく、凄く、すごく嫌いだ。
少し前の自分に似ているあのこを見ていると、「ワタシ」のズルい部分を浮き彫りにされるからだ。
ワタシはいつの間にか、いつも笑顔だった。
いつどんな場面でも計算をする。
結果に最も近付ける方法を計算して、
気付いた色んな感情や出来事を
「結果にならないから」と改変した。
凄く気分で人を左右する家庭で育てられたから、計算して先回りする癖が付いたのかもしれない。
だから、うらやましい。
辛いときに辛いと世界に発信して、
それでも肯定されるあのこが。
結局、あのこもわたしも肯定感を欲している。根本はとても近い所にある。
弱くても、がんばらなくても、がんばれなくても、
可愛がられるあのこが、きっと羨ましかった。
きっと私には分からない葛藤のなかで生きていたかもしれない彼女に、こんな感情を頭のなかでぶつけていた私は惨めだった。
でも、私が彼女から学んだことは、がんばらなくても優しい世界は有るということだった。
そして、弱い自分も許してあげること。
自分の弱さを認められるひとは、やさしい。
私も、
誰かのやさしい世界になりたい。
うめきち