岩手県のとある陶器店が2023年のECサイトを振り返ってみて
2023年も残すところあと1か月、少し早いのですが
ざっくりとデータで2023年の当店ECについて振り返ってみたいと思います。内容としては大きく2つになります。
・どんな決済方法が使われているのか
・ECに訪れる方の参照元URL
あくまでとある個人店のデータになりますが、現在ECサイトを運営している方やこれからECの開設を検討している方の参考にしていただけたら嬉しいです。
ちょっと長いし、文章も上手ではありませんが興味がありましたらご覧ください。
当店のECサイト概要はざっくりこんな感じです。
梅森陶器店ECサイトの概要
どんなEC決済方法が利用されている?
2023年のEC決済利用振り分け一覧がこちらになります。
AmazonPay 52%
クレジットカード 25%
PayPay 13%
代金引換 6%
銀行振込 2%
ゆうちょ振替 2%
以前の投稿で「2022年の振り返り」を記事にしたことがありますが、その時と大きな差はありませんでした。
1番ご利用いただいているのが「AmazonPay」で全体の約半数52%で第1位。次いでクレジットカード、PayPayとなりました。
Amazonブランドからくる安心感(セキュリティ面とAmazonPayに認証されているサイトだということ)、アカウントを持ってさえいれば面倒な個人情報の記載の必要がないなどなど、利用者様にとってはメリットが多いように思います。
当店ECサイトで使用している「カラーミーショップ」様のwebメディア「よむよむカラーミー」にもAmazonPay導入のメリットなど詳細な記事が掲載されているので詳しく知りたい方はこちらから。
また、「カラーミーショップ」を利用の方で
「イプシロン決済サービス」を契約されているショップは
2023年10月2日から
AmazonPay月額基本料金(2,200円)が無料になりました。
ショップ側にとってかなりありがたいサービスだと思います。
(注文ごとの決済手数料はかかります)
詳しくはこちらから。
利用者様に様々な決済の選択肢を用意する
何の決済方法を導入するのがいいのかという話になると、基本的には「できるだけ多様な決済方法を用意する」ということにはなると思います。
決済方法を増やすいうことは
それだけ利用者様にも選択が増えるということ、
決済について何を優先するのかは
「セキュリティ」「手軽さ」「お得になる」「ポイントがたまる」などなどお客様によってそれぞれ違います。
様々なニーズに応えるためにも多種多様な決済方法を用意したいところではありますね。
とはいえ決済方法を増やすということは、もちろんその分管理の手間も増えますし、基本的には決済ごとに固定料金や異なる決済手数料もかかります。
自社サイトの現段階の売上と目指す売上目標、客単価と件数、ターゲット、販売商品の現状把握と、将来的な展望などなどいろいろな部門や角度から少し具体的に検証・想定して設定してみるのがいいと思います。
当店でも運営をしながらお客様からの声や世の中の流行りをみて、少しずつ追加していきました。
ちなみに近日「楽天Pay」を追加する予定で申請中です。
これは前述のAmazonPay月額料金が無料になったのでその予算でチャレンジしてみようという試みです。
導入後の利用率についてはまたデータが溜まったら記事にできればと思います。
お客様は何をみてサイトに来てくれた?
続いては「お客様はどうやって当店のECに来てくれたのか」についてです。
昨今のEC集客の方法というと
「SNS運営」「WEB広告」「SEO対策」が主流だと思います。
当店におけるその3種の取り組み状況は
①「SNS運営」ー ◎ 集客のメイン
②「WEB広告」ー × やっていない(SNS広告も)
③「SEO対策」ー▲ カラーミーAIアシスタントを利用してやり始めた
個別に少し説明すると
①「SNS運営」
Instagram フォロワー約80,000人
X フォロワー約10,000人が軸になっていて
それ以外にはFacebook、Threads、note、YouTubeなどのアカウントを持っています。
基本的には
「Instagram」と「X」は各々毎日投稿(テーマは同じ)
「FB」はInstagramの自動連係
「Threads」はInstagramと同じ内容をコピペ投稿
「note」は月1回程度
「YouTube」は器の使い方などをショート動画メインにときどき投稿
(役割としては「ECの商品紹介ページの動画リンク用」といった感じ)
※LINEはやっていません。
②「WEB広告」
WEB広告はSNS広告含めてまだやったことが無いです。
興味はありますが、情報・誘導が多く、現状どう仕掛けていくのいいのか迷った挙句、結局やらないといった感じが正直なところです。
今後チャレンジしていく必要性はあると思っているので、どんなものが「効果的か・流行っているか」などは調べるようにはしています。
③「SEO対策」
SEOについては、EC開設以降これまでほとんどやってきていませんでした。
理由は手間がかかるのと、効果検証に時間がかかること、効果を実感しにくいことといったことがあります。(あくまで私のイメージです)
ですが2023年2月ころから試験的に「新商品ページ」についてはカラーミー商品登録内のSEO設定項目を手作業で入力をするようにしました。
そんな中とっても嬉しい機能が実装!
2023年夏~秋頃から
カラーミーショップの商品登録内のカラーミーAIサポートに
「商品名・商品説明からSEO設定をAI生成してくれる機能」が追加され、以降その機能を活用してすべての商品ページを設定しました。
ボタン1つで生成してくれているのでとっても便利。(要確認&手直し)
参照元URLの割合
以上を踏まえて2023年(1月-11月)の参照元URLの振り分けがこんな感じです。
Xから 45%
Googleから 22%
Instagramから 16%
Yahoo!から 9%
その他 8%
一番流入が多いのは
フォロワー約80,000人のInstagramではなく
フォロワー約10000人のXでした。
ちょっと意外と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は1年半くらい前(2022年夏ころ)からInstagramからの流入は減少傾向になっていました。
なんとなくの検証ですが
①Instagramアカウントの発見タブからの新規フォロワー獲得・いいねの減少している
②Xは投稿に直接リンクURLが貼れるので、ECページに行きやすい
③Xはリツイート機能があるので、拡散いただけた場合のパワーがすごい
(フォロワー外にも広がりやすい)
こんな感じではないかと思ってます。
Xの効果が強くなったというよりも
正直、Instagramの効果が弱くなってしまったという印象です。
(あくまで当店のアカウントについてです)
機能やアルゴリズムの変更などもあるかと思いますが、最近のInstagramリールを活用した華やか・ユニークなショート動画や、流行りのテーマ・デザインの作り方に当店の投稿がついていけていないだけなのかもしれませんね笑。
また、検索エンジンからの流入が少ないのはWEB広告をしていないことが原因と思われますが、そんな中で着目したいのは
「Googleから」が22%で全体2番目だったことです。
実は昨年までというより春まではInstagramの方が多かったのです。
それが夏ころから逆転。
傾向としてはInstagramが少しずつ減っていったのに対して
Google検索が少しずつ増えた感じです。
これは今年から始めたSEO対策の効果が出たのかな、、、と思ってます。
EC決済の方にも書きましたが、多様な手段を用いることは今の時代にとっても重要なことなのであまり決め打ちせずに幅広く柔軟に、そして新しいものにもチャレンジしていくことが大切だと思っています。
もちろんこれからもInstagramの更新も楽しみながらやっていきます。
毎日投稿を続けるのは決して簡単ではありませんが「楽しむこと」を忘れちゃうとただの作業になってしまいそうですしね!
まとめとして
岩手のとある陶器店のECサイト2023年についてをデータを元にまとめてみました。
日ごろの業務をこなしながら大変とは思いますが、せっかくサイトを運営しているのだから、自社サイトについて定期的にチェックすることはとっても大切だと思ってます。
・どんな決済が多いのか
・どんな商品が売れているのか
・どんな地域からの注文が多いか
・どんなページがよく見られているのか
・月ごとの偏りや傾向はあるのか
などなど、、、
私は意識づけのために月初にECのデータを整理してリスト化し
noteにてランキングの投稿をしてみたりしてます。
noteでやってみたいこと
このnoteでは岩手県にある個人陶器店の日常や商品の紹介に加えて、こんな感じでSNS運営やECサイト運営なんかについても実体験をベースに投稿していきたいと思っています。
もしも「こんなこと知りたい」などリクエストいただければ、「絶対記事にします」とお約束はできませんが挑戦はしてみたいと思います笑。
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InstagramやTwitterなどでも日常や商品についてご紹介させていただいておりますので、そちらもよろしくお願いします。
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