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ハイパーグロース株、仮想通貨の夢から覚める時かも

コロナで不況なのになぜ株式市場や仮想通貨市場が活況なのか不思議でならないですよね?

その理由は株式銘柄には大きく分けて2つのタイプがあって、

・グロース銘柄→潜在的価値に値段がつく株式

・バリュー銘柄→業績をベースとした企業価値に値段がつく株式

といった2種類があるからなのですね。

その中でもハイパーグロース株と言われるものがあって、極端な例で言うと売り上げが1円も立っていないのに、「こいつは将来絶対に名馬になってG1勝てるぞ!」というような夢に値段がつく株式があります。

現実はコロナで足元の景気は最悪、失業している人もたくさん。

しかしその一方で不況対策で金融緩和によってジャブジャブと市場にお金が供給されるので、どこにそのお金が集まるかというと「夢」だったんですね。

市場はそろそろ夢から覚めそう

米国ではワクチンが接種がいま急速に進んでいて、コロナに終止符が打てそうな雰囲気が出てきているようです。

2月24日にはファイザーやモデルナといった先発のワクチンと比較して、より取り扱いやすいJNJのワクチンが国から承認される見込みとのニュースも出ました。

ワクチン接種が進むことで、実体経済の景気回復が見えてきている。

コロナ禍の主要株価指数推移を振り返り!

赤=S&P500 緑=日経平均株価 青=NASDAQ

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動き方そのものは日米それぞれの指数ともに相関していました。

でもリターンはハイテクセクターが多いNASDAQが頭一つ以上抜けています。

私が考える理由は

・ZMやNFLXに代表されるようなIT系の需要が高くなった。

・「夢銘柄」ハイパーグロースの存在。宇宙に旅行したり、EV車が街中にいる世の中になる未来図に賭ける株式。

チャートの11月あたりから日経平均がS&P500をアウトパフォームしてますね。

この頃は米国は大統領選の行方が不透明でセンチメントが不安定になっていたこともあるし、ワクチンも目処がついてきていたから景気敏感株が比率がより多い日本株が買われたのだと思います。

ちなみに先ほどのチャートに、同じくコロナ禍でブレイクアウトしたビットコイン入れるとこんな感じです。

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ビットコインから見れば、NASDAQも日経平均も誤差の範囲でしかないということですね。(笑)

ビットコインやアルトコインのような仮想通貨こそ「夢」の最たるものだと思う。

実際に使えない場所の方が圧倒的に多いのに、価値保存やらなんやら夢のような理由がついて、昨年まで50万程度で買えた1ビットコインが500万円を超えてしまうのですから。

辛かったコロナの回復とともに夢から覚めていく瞬間

実際の景気回復が見えてきているため、そろそろみんなが夢から覚めるのでビットコインをはじめとした仮想通貨にもそろそろ大きな調整が入りそうな雰囲気です。2月23日にビットコインもアルトも10%〜30%程度の大きな調整が入りましたね。

ファンダ的な視点からハイパーグロース株と仮想通貨を見ると、大きく仕込むことについては次の不況まで待つのが吉だと思います。

こんな記事書くとハイパーグロースも仮想通貨も嫌いな人のように見えますが、

私自身は仮想通貨もハイパーグロースも大好きです。今はいったん精算してしまったけど時期が来たと思えばすぐ買いたい!(笑)

夢を見ている時間は楽しいし、うまく波に乗れればレバレッジかけなくても大きく稼げるボーナスタイムですからね!

ただ潮目が変わりつつあると思うので、大人しくマーケットに従って一番美味しい旬の場所に対して投資していければいいなと思います。

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