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本気を出してこそ、得られるものがある。初ハッカソンの感想

10/22~23に開催されました「ヒーローズリーグ」に参加してきました。
2日間ということで、アイデア出しから、実装、そして最後の発表まで全て参加して、疲労感の中この記事を書いております。
ただ本気で向き合ったからこその達成感も感じています!

初めて参加したハッカソン


ハッカソンとは、エンジニアやデザイナーなどが集まってチームを結成し、意見やアイデアを出し合いながら決められたテーマで一定期間開発を行い、システムを最終日に発表して成果を競い合うイベントのことを指します

今回のハッカソンのテーマは「業務を遊びに」というテーマでした。
僕は、色々と脳の水分を搾り切った末に、「尋ね人と勝手にバトル!」という作品を制作しました。

これは名前の通りの作品です。
家に尋ねてきた人に対して、勝手にバトルを仕掛けます。もちろん尋ねてきた人は勝手にバトルをされていることは知りません。僕が勝手に戦って、勝手に勝敗に対して一喜一憂している間に、尋ね人がやってくる。そんな作品になっています。
勝手にバトルするところが、一番のポイントですね。
ちなみに、この作品を制作するには懸垂器具が必要です。
なんで必要かって?そりゃ敵に勝つためには鍛える必要があるからです!
嘘です。jpegカメラを取り付けるのに使用しただけです!
今後の広がりとしては、尋ね人も参加できるバージョンも作ろうかなと思っています!僕に勝たないと入れない、、、ふふふ。

参加した感想


[前日]思いつかないアイデア、「遊び」ってなに?

テーマが事前に発表されていたので、事前に自分のなかでアイデア出しを行なってみたんですが、これがびっくりするくらい面白くないものばかりが出てきまして、、、「遊びって何ですか?」状態になってしまっていたました。とりあえず、手元にある部品の動作を確認しおこうと思い、いくつか部品を確認して、使えそうな部品だけ揃えて、明日の自分に託しました。
音を取る部品とか人感センサーとかも試したのですが、どちらも上手く使えなくてそちら方面は断念しました。あと、臭気センサーも使ってみよう!と思ったのですが手元になかった、、、😂
ちなみに、jpegカメラのみハンダ付けをする必要があったので、会社でこっそりハンダ付けしました。

[1日目]アイデア出し時間にて、視野が広がる

どきどきの中始まったハッカソンは、午前中にアイデア出しの時間がありました。Miroというツールを使ってアイデアを出していくのですが、「遊び」がわからない僕の手は完全に止まってしまいました。
これではダメだな、とパソコンから離れて、軽く伸びなどしてリフレッシュしてから戻ってくると、そこには衝撃の光景が広がっていました。
なんと!アイデア出しのボードには、たくさんのアイデアが広がっていたんです!そしてそのアイデアはどんどん増えていきます。
僕は一つずつアイデアを見ていきました。単純なものから、懐かしい過去のおもちゃのことなど、内容は多岐に渡っていました。
そこで僕は、「遊び」って自由で良いんだ、と一気に視野が広がりました。
そんなたくさんのアイデアの中で目に留まったのが限定ジャンケンです。これは漫画の「カイジ」で出てくるゲームで、このエッセンスを取り入れることにしました。
まず、手元にある部品と技術から以下は考えていました。
・jpegカメラを使う(部品が手元にあった)
・オートロックから人が来てことを通知する(日々の生活で欲しい機能)
これ2つに「限定ジャンケン」の「勝負する」と「カイジ」という部分から「唐突にゲームが始まる」部分も取り入れることにしました。安直ですが、それが面白いのでは?と自分を信じることにしました。
結果、たどり着いたプロダクトが「尋ね人と勝手にバトル!」です。

[2日目]迫る発表時間!!面白いを追求して

実装の部分では、前日にある程度部品を確認していたこともあり、多少の壁にぶつかりながらも、他の方の助言等を受けることで無事にできました。
ただ一つ断念したことがあり、それは撮影した画像の処理です。
撮影した画像から、特定のパラメータを抽出して尋ね人のHPにできたら面白いかな、と思っていたのですが、画像判定系のAPIを調べても上手い具合のものがなく、時間も迫っていたことから断念しました。
最終的には、画像のバイナリ配列から「尋ね人=敵」のHPを決めることにしました。
ここは時間があれば改善したいところではあります。
そして、検証を終えて、発表を考える段階になって、一つ疑問が湧きます。
何だか、インパクトが弱いぞ?
ただ勝負しているだけだな、と思い。どうしようかと考えて、敵に与えるダメージと負けたときの演出に少しエッセンスを加えるのと、動画を作成することに決めました。そのエッセンスはぜひProtoPediaの動画をご覧いただければと思います!
従って、発表する時にはほぼ完成した「動画」を作成する必要がありました。ただの動画では面白くありません。せっかくだから面白くしたい!そんな気持ちで動画を作成しました。動画作成自体もほぼ初めてだったので、できるかわからない中だったので、わりと焦りました。
そして、いざ発表!!
自分の伝えたいところが伝えきらなかったので、そこが一番悔しいです。
(懸垂器具を用いているところとか、勝手にバトルを仕掛けるところがポイントだったのですが、振り返ると全然いえてなかった、、、)

ここは最大の反省ポイントはありましたが、何とか終了しました!他の方の発表も聞きながら、色々と刺激を受けました!

ハッカソンに参加した学びと反省点


・学び
瞬発力を鍛えるには、それまでの経験が大切であることを痛感しました。今回はある程度準備して臨めたので最後まで駆け抜けることができましたが、もし当日に部品が動かない、または故障したとかなっていたらと考えると、ゾッとします。
また発表の仕方なども自分の中で一つ型を持っていれば良いかもな、と思いました。最後の発表までがハッカソンなので、そこでどれだけ自分のプロダクトを伝えられるかも肝になるなと思いました。
・反省点
他の方の作品はどれも面白いものばかりだったので、もっと自由な発想ができるよう日々の生活から鍛錬してきたいです。
また、見せ方の部分では、どこを伝えれば相手の興味をひけるのか?というところが最後の発表では上手くできなかったので、自分のプロダクトの中で何が伝えたいのか、どこが面白いのか、を掘りながら進めて準備する必要があると実感しました。
あと、IoT系をするなら使える部品はたくさん持っているに越したことはない!
また長丁場の場合は適度な休息も必要(笑)

残念ながら、今回のハッカソンでは入賞することは叶いませんでいたが、刺激的な2日間でした!悔しさもありますが、次に向けて日々精進を心がけていきたいと思います!
では、そのハッカソンで刺激を受けた作品を紹介したいと思います!

アイデアが面白かった作品


①チーズ星人ごっこ

☆懐かしのチーズ星人!!
子供の頃にチーズ星人ごっこをしたことはありますが、まさかここで出会うとは、、、(笑)
技術力もさることながら、チーズ星人ごっこがしたいという己の願望に忠実に従っているところが素晴らしいです。僕もこの純粋な気持ちを見習いたい!!
最後動いているところがまじ感動です!

②緊張直結式ネットワークシミュレータ

☆まさかの誰もが苛立つはずのパケットロスを遊びに変換するなんて!
こちらも技術力の高さはもちろんなのですが、緊張を検知すると逆にパケットロスが増えて、通信環境が悪くなる、、、(笑)
目の付け所がすごいな、と思いますね。普段の生活の中で苛立つ場面を逆に遊びに変換できているところは見習いたいっす!
発表中にパケロスを起こさせていて、しっかり動きとか伝えられてたので、そこも良かったですね。

③【業務】彼女の怒りを早急に鎮火。いや、むしろ遊びに転換したい

☆これは全人類が欲しているものかもしれない!!察してなんてできない!
彼女の怒りを収めることを業務と言い切ってしまう発想が、もう素晴らしきですね。一見、プロダクトの制作者だけのためのものに見えて、実はものすごい汎用性のある作品という素晴らしき広がりがあるところが単純にすごいと思いました。
まさに日常生活の一部を業務から遊びに昇華できている作品だなと思います。思考が飛躍しているようでちゃんと着地しているので、その部分を見習いたいですね。
動画の彼女が出演しているのも、本気度がうかがえます!

④僕がお酒を飲んだら友達にスクワットをお願いしてくれる猫Bot

☆もしかすると最も波紋を生んだ作品?やはり猫は可愛い
お酒を飲みながら筋トレをしたい、という思考も面白いけど、何よりもその筋トレを他の人にしてもらうという何ともありがた迷惑的な思考、、、(笑)
でも、猫の写真が送られてくるなら、良いかもと思ってしまう、、、
人を勝手に巻き込んでいるのが面白いと思いました。僕の作品も勝手に巻き込んでいるのですが、こちらは相手も参加する形をとっています。ハッカソンの時僕の思考的に一人で完結するものを考えていたので、他人を巻き込むのもありだな、と思わせてくれた作品でした。

技術的に参考になった作品


①Octoパス

★RFIDをそんなに複数使えるなんて!
モノの所在管理にてRFIDを使用するだけではなく、そのRFIDをゲームとしても使用しているところが面白かったです。また複数のRFIDを同時に使用できる部品があるのもここで初めて知ったので、何かに使えそうだなと思いました。
今回、僕もRFIDを使う作品を少し考えたのですが、こちらの方が素晴らしく、やらなくてよかったな、と思っています(笑)

②SPY✖️COMPANY

★これで社内のセキュリティ対策も万全だ!!某作品との関連性は?
今回のハッカソンでは、サポート企業さんがいらっしゃいまして、その企業さんのプロダクトを使用することをサポートしてくれる制度がありました。この作品は、そのサポート企業さんを全て使っている作品です。
技術的に面白いな、と思ったのは、メール送信機能をゲームに落とし込んでいるところです。僕もメールを用いた作品を考えたのですが、ただ一斉送信するくらいしか思いつかなかったので、結構衝撃でした。
一見、単純な技術でもやりようによっては面白くできるんだな、と思わせられたので、この思考を今後取り入れていけたらなと思いました!

③ポスモン 〜Qiita Edition〜

★強いポスモンを誕生させるために、良い記事を書くんだ!!
最近流行りの画像生成AIにて、モンスターを作成するのが単純に面白いと感じました。既存のフォーマットに合わせ込むやり方も一つの手なんだなと学びました。
流行りの技術の使う時の参考にしたいなと思います!
またちゃんと属性なども凝っていて、これ全部作れたらエンジニア界隈で結構お盛り上がるんじゃない?と思いました。ちなみに僕も作ってみましたが、激よわだったので、Qiita頑張ろうと思います!

最後に


今回のハッカソンで、ハッカソンは自分の中の全てを活用して挑む総合力の戦いだなと感じました。技術力もいるけど、企画力もいる、また伝え方も大切、、、本当に大変です(笑)
初めての中で得られるものはたくさんあったので、今後に活かしていけたらなと思います!
他にも紹介しきれなかった作品があるので、ぜひご覧ください!
また当日の感想やメモなども残しているので、お時間あればぜひご覧ください!
ありがうございました!


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