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超短編連載小説「私の神様」

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日々の思いついたアイデアを元に、超短編小説を書いていきたいと思っています。 そして、それを連載形式で一つの物語を構築します。
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記事一覧

君の笑顔が見たいだけだった(超短編小説)

 ただ君の笑顔が見たいだけだった。  君が一番輝くのは、笑った時だと思ったから。  だから…

ウメ
1年前
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顎で渋滞する何か(超短編小説)

 視界がぼやけるその先には、なぜかいつも呆れた顔をする両親の姿が浮かぶ。  その表情から…

ウメ
1年前
15

親愛と礼儀と傍観者

 親しき中にも礼儀あり。  礼儀があるから愛がある。  だから礼儀のない人は、例外なく全員…

ウメ
1年前
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ボロボロのバイク(超短編小説)

 初めてバイクに乗ったのは、高校生の時だった。  同級生の原付に乗せてもらって、夜の河川…

ウメ
1年前
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私は人が嫌いだ

 人のことは基本嫌いだ。  関わることをしないで良いのなら、基本的には関わらないで生きて…

ウメ
1年前
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天才はただの性質

 あなたは良いじゃない。賢いんだから。  そんな言葉は、飽きるほど聞いたような気もする…

ウメ
1年前
7

親ガチャと天才

親ガチャ。 子供は親を選べない。 それは正しいと思う。 だけれども、親だって、子供選べない。 果たしては、それはどちらが不幸なのだろう? どちらも不幸か? けれど、上流の汚れが下流に流れ落ちるのもまた確実な話。 その汚濁を浄化する方法を知っている者もいれば、一生泥水の中で苦悩に苛むしかない者もいる。 世の中平等ではないし、それこそ公平でもない。 人間の知能には限りがあり、知能が良いから、汚濁を浄化できるわけでもない。 天才は、どんな状況でも壁を打破する。 だって、その人物は天

パワーストーン②

「パワーストーン」  という言葉を聞いて、なぜか小学六年生の頃を思い出した。  修学旅行で…

ウメ
1年前
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パワーストーン①

 剣城琴美について知っていることといえば、まず彼女が大学でマドンナ的な存在だったというこ…

ウメ
1年前
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私の神様②

 学生時代は研究者になりたかった。  別に、特別これに興味があるとかではない。  ただ漠然…

ウメ
1年前
2

私の神様①

 何かを綺麗だ。と思える心はとても素敵だと思う。  もしも、そんな心を持つことができたな…

ウメ
1年前
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