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映画とCGと実写と

※この文章は気の向くままに書いてます 

この前BSでファンシイダンスをやっていたので見た

どんな作品かというと
マンガが原作な作品で
寺の跡取りのモックンが修行しながら成長していくストーリー

https://youtu.be/jnc-lfNB7P4
(なぜか埋め込みできなかった)

自分は大映を知らない、おくりびと世代、かつ大昔にこの作品を見ていて記憶がなかったので
モチベーション的には大昔に親と見たものをもう一回見る感じだった

89年の作品なので当たり前だがCGなんか無い
全部セットで全部小道具で髪も全剃り

すげえ

本木雅弘さん本人が、
「シブがき隊の頃のアイドル的イメージから脱却したく
模索しながら芸能活動していた時の作品だからの全剃りした」
的なことを言っていた気がする

主人公(役者含めて)が挑戦的かつバブル時の潤沢な資金からの豪華さを感じた
何より、一瞬しかないカットに金が凄いかかってる感があった

そして最近もう一つ、ワンシーンに金がかかってるのを感じた映画を見た
それは『ワンスアポンアタイムインハリウッド』

シャロンテート事件を基に、1969年のハリウッドを舞台にした物語
素人でもわかるくらいに映画リスペクトが半端ない


タランティーノはCGを嫌い、自作品ではほぼセットや特撮技術などで撮影しているらしい
まともにこの人の作品を見たのは本作が初めてだったが全て実写・特撮とカメラワーク次第でこんなにジューシーな絵が作れるのかと目から鱗だった


何を思ったか

リアルにセットを組んだ撮影は情報量が多く、どの絵もジューシーと感じた
それは監督の手腕によるものかもしれないが、CGとリアルとの違いもあると思う

CGが悪いってことではない
幼い頃からコンピュータグラフィックスを目にして
8bit 16bitから現在の4Kまでの変遷を成長とともに見ていると、きれいな夜景に対して「CGみたい!」的なアホな感想を抱いてしまうこともある

また、1917みたいにVFXを巧みに利用して素晴らしい絵を作る作品が生まれるのも、技術革新が日々進んでいるからだし素晴らしいことだと思う
(まだティザーしかみてないが)

最近ではシェーダーというオブジェクトの陰影処理技術も高まり、画面内に作り出される虚構はますます現実味を増してきている
リアルは画面の中にもう生まれている


しかし技術が上がり、虚構がリアルに近づくほど、
セットや特撮技術など リアル空間で作られた虚構はより輝いていくのかもしれないな〜とも思う


家にいがちな今日この頃
新旧問わず映像作品を見てみようと思った



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