自分を薄める
おばあちゃんの家で作ったカルピスはうまい
カルピスという飲み物には変わりないのに、なぜこんなに味が変わるのか・・
それは、あの茶色の瓶に入っているカルピスは原液で、自分で濃さを調整できるから・・
普段の家でカルピスを飲むと既に水と混ぜられた市販のもの、それが自分の中でカルピスの味に定着している僕にとっては
カルピス=人が既に調節した甘さの飲み物
しかし、おばあちゃんちのカルピスは原液だから、濃さを選べるとなると、自然に普段よりも濃いカルピスが完成する。
普段のカルピスよりも、甘さは2割増
まずいわけがない・・
ということが子どもの頃の記憶としてあるが、今回はカルピスではなく、自分を薄めるということについて記事にしようと思った。
カルピスは濃い方がいいかもしれないが、生きている中で、自分を薄める方が何かと都合がいいことを多いと感じたから
時に、ビジネスやボランティアなど
「誰かのために」
という時には、自分を薄めることがより自分の価値を高め、目の前の人のためになる可能性があるからだ。
そもそも、自分を薄めるということはどういったことなのか?
自分を薄めるということは、優先順位の中で自分以外のものを優先的に考えることだと思う。
薄めることが相手のためになる
優先順位を自分から相手の方を優先的に考えることを自分を薄めるということだが、実際にそれがどのようにして相手のためになるのか。
例えば、前回「お金をもらうことの罪悪感」について記事にした。
そこでも少し触れたかもしれないが、相手のためになるのであれば自分を汚すことができるかということを優先的に考えること
仮に、相手が自分のことを嫌っても相手が幸せになってくれればそれでいいという考え
特に営業という職業は相手からすると毛嫌いされやすい。
お金を払うということに多くの方が抵抗感があり、
お金=汚い、卑しい
といった特有の概念があるので、いいイメージを持たれることが少ない営業職
そんな営業だからこそ、自分を薄める必要があるというわけだ。
優先を相手に変えて、相手のためになるのであれば目の前の相手に「詐欺師」だろうが「卑しいやつ」だろうと言われようが、商品やサービスが本当に相手のためになるのであれば、売り切らないといけない。
そこで申し訳ない、お金がないからかわいそうと思って、「売れない」となると自分を薄めきれていないわけだ。
薄めることが本当に相手のためになる。
薄められないのは自分が可愛いから
薄められない理由は簡単で、自分のことを可愛いと思っているから。
どんなに自尊感情が低い人でも自分が一番可愛い存在であることに違いはない。
嫌われたくない、好かれたい、いいやつと思われたいなどと思うほど、自分が濃くなっていく。
そんな可愛い自分が、嫌われることを死ぬほど嫌うのが人間であり、それが自分を薄める上で厄介なところ
しかし、それは普通のことであって、以下のことに気をつければ徐々に薄めていける
薄められない人は3つ気をつけろ
薄えられない人におすすめする考え方は3つある。
相手ファースト
相手ファーストで考えてみる。
これは当たり前のように聞こえるかもしれないが、意識するだけでも変わってくる。
見返りを求めずに考えてみる。
ビジネスは利益を生み出すことが重要である。
ここでは一時的に、お金や自分の労力などを一切考えずに、どうしたら相手の助けになりそうかを考えてみる。
それを書き出して、まとめて、相手に提案するだけでも自分の薄さは変わってくる。
その時には利益にならないかもしれないが、その後の自分への評価とは確実に変わってくる。
進んで損をする
人は損することを嫌がる。
自分が可愛いからだ。だからこそ、自分が損になりそうなことを進んで行うことで自分を薄めることができる。
ここでの損は意味のないことではなく、相手が面倒臭いと思っていることや他の誰もやらないことであり、困っているようなこと
例えば、車の運転を進んで行う、溝掃除を行うなど
やりたくないでも、やってくれたら助かる
といったあえて、損をすることで自分が薄まるのだ。
視座を高める
視座を高めるということは、相手が迷路で彷徨っているときに上から道案内してあげるイメージ
相手が見えていない視点で物事を捉えることができれば、相手が困っていることに対して最短で情報を伝えうことができる。
強豪校の監督がどうして、選手たちのために厳しい練習をさせるのかということに近い
このように練習すれば、上手くなる
勝てるチームになるということを選手たちよりも高い視座で見えているから
選手が監督やコーチを嫌うというパターンはよくあるが、監督やコーチはは少なくとも自分を薄めて、選手やチームのために動いていることは間違いない。
以上が自分を薄めるポイント
ぜひ、参考にしてみてほしい。
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