見出し画像

言葉は変わっていくものだけど、絶対に許せない誤用・誤字

こんなことに腹を立ててるなんて生きづらいやつだろうと思うかもしれない。でもいつも腹が立っている。本で見た日には破り捨てたくなる。そんな誤用・誤字を紹介していく。

あとがき
だんだんテンションが上って変になっていく光景をお楽しみください。

づつ

づつは本当に広く使われはじめているが、気持ち悪い。SNSでも本でも見かけるし、確認したところでは「ANA」「Docomo」「OCN」で使っているのを観た。新卒で入った会社の教育担当の人事も言葉の使い方を指摘しているのに「づつ」と使っていて腹が立っていた。マナー論などでも「づつは失礼」などと語られているが、マナー論は嫌いなのでそこは問題にしたくない。とにかく「づ」を安易に使っているのが嫌なだけだ。Twitterで「づつ」を使っていたらフォローを外すことにしている。そのくらい嫌いだ。

須らく(すべからく)

この「自分、ちょっと賢いでしょ」感のある間違った使い方が嫌いだ。だって意味が違うのだ。須らくは「当然」という意味だ。それを「すべて」という意味で使っているのに腹が立つ。これを読んで間違いに気づいたのであれば治してほしい。

しずらい

これは「づ」に関する逆パターンだ。「し辛い」のひらがななのだから「づ」になるはずなのになぜかここで「ず」がくるのである。もうキーーーーーッってなる。ちゃんと意味を考えて使え。もしくは漢字を使え、漢字を。

確立

確率の誤字だ。これは数学を志していたからかもしれないが、本当に許せない。目につく。機械学習の専門書でも何回かこの誤字は登場した。この誤字のせいで、普通に確立の意味で確立を使っていても「誤字じゃないか?」と一瞬思ってしまう。そんなに小生にストレスを与えたいのか、お前は。というか与えているんだぞ、お前は。間違うんじゃない。

あと脱線するが、「割合」と「確率」をごちゃごちゃにしているのも腹立つ。確率は「ある事象が起こるか起こらないかの割合」を示すもので、言ってしまえば確率は割合のひとつなのだ。例えば「1000人中50人の確率」は間違いで、この場合は割合なのだ。気をつけてほしい、まったく、もう。

一つ返事

腹がたつというほどではないがなんだかなぁと思う。これは「二つ返事」の誤用だ。「はい、はい」と流す意味で、なんかその感じが良いのに「一つ返事」にしてしまうと「はい」と単なるイエスマンな感じがして風情がないのだ。「はい、はい」ってよくない?ねぇ?

穿った見方

これは皆使ってるし、マツコ・デラックス氏が誤用している。「真っ直ぐな見方」なのに語感のせいで「偏った見方」と使われているのだ。かわいそうとしかいいようがない。「まっすぐにみつめているだけなのに実直すぎるせいで変なやつ」って観られている感じ。ちゃんとあいつをみてあげて。いいやつだから、あいつ。

王道

これ、小学校のときに辞書引いてたから知ってたんだよね。王道って多分9割9分が誤用だと思うの、アタシ。本来の意味はね、「安易なやり方」なの。でもね、「正攻法」として使われているの。知らなかったでしょ?知らなかったら今後から気をつけてね♪あ、お店にもちゃんと来てね♡

確信犯

これももう間違いだって知られている言葉だとは思うのだけど、間違いだと知っていても間違った使い方をしている。だから腹が立つ。改めて意味を言うと、確信犯は「本当に信じてやっている」ことなのに「あえてそうなることをわかってやっている」という意味で使われている。古いドラマをみてももう後者の意味で使っているから仕方がないのかもしれないけど、モヤッとする。というか、確信犯って使わなくてももはや文脈で伝わると思うんだけど。なんか引き締まるんだろうな。

A級戦犯

調べた限り、これは朝日新聞が誤用というより印象操作で使った感があると思われる。そしてそれをもとに主に韓国がめちゃめちゃA級戦犯を悪くいう。そして、これを読んでいる人の多くもそのように思っている。

A級戦犯は悪いということではない。GHQが統治していた当時、東京裁判で戦争に関わった人たちをA級・B級・C級・それ以外で分類した。それぞれの意味は

A級: 「平和ニ對スル罪」で有罪とされた戦犯
B級: 「戦争犯罪」
C級: 「人道に対する罪」で有罪とされた戦犯
戦犯者: 不起訴者を含む戦争犯罪容疑者

だ。つまりA級だから悪いということではない。韓国といろいろあるからこれを期に知っておこう。

笑い話として韓国人に「S級戦犯についてどう思う?」と聞いたら「一番悪いやつ」と答えたそうだ。そんなのないのに。

ユニーク

これも数学知っているからだろうな。「独特」という意味なのに「面白い」ものとして捉えられている。独特なものが面白いのだ。面白いも解釈があるだろうが、興味深いの意味であればいい。ただ「笑えるもの」としての面白いなら、いかにも村八分を好む島国日本な誤用な気がする。独特であることを認めていない、なんだかなぁという感じ。

そうでもないもの集

一択

これに関してはそれほど腹が立つものではないが、一択という言葉はないのだ。択は二択以上から使うものであり、選択肢が一つしかなければそれしかないだけだ。「それしかない」という意味でもう使われて長いから、仕方がないとは思う。

味方

これはほとんど変換ミスだろうが見方の誤字だ。もはや面白かったのが、敵視点という意味で「敵の味方をすると」と本で書いてあったのがあった。ニヤッとした。

課金

もうこれは意味が変わっちゃった単語だよね。課金って言ってしまえば「運営側の言葉」で、廃人が課金するっていうのは間違い。支払いを要求するっていうことで、支払うってことじゃないってこと。もうこれは直らないだろうなと思う。

性癖

Hな意味じゃないの♡その人の特徴なの♡だからHな意味も含むんだけどネ♡♡♡


まとめ

「これ、入っていないのか」というものもあったかもしれない。まぁ、多分忘れているだけで腹が立っているものもあるだろう。そしたらまた書く。


続き


フリーランスをしていますが病気で働けないことがあります。記事がなにか琴線に触れたら支援いただけるととてもうれしいです。