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258冊目:とってもラッキーマン/ガモウひろし

こんばんは、Umenogummi です。


きょうはこちら。



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とってもラッキーマン/ガモウひろし 作



あらすじ


ある惑星が爆発し、放り出された宇宙人たちは地球を見つけ、征服しようとしていました。そこへ宇宙一ツイているヒーロー・ラッキーマンが現れ、宇宙船にラッキービームを放ちます。宇宙船にビームは当たったものの、宇宙船は地球へと落下していきます。


一方そのころ、日本一ツイていない中学生・追手内(ついてない)洋一は、朝から階段から落ち、歯磨き粉と間違えて練りわさびを口に入れ、断水のために口をすすぐこともできず、といった調子で朝からツイていません。

さらにはクラスメイトの日本一美しい中学生・奇麗田見代(みっちゃん)にラブレターを渡そうとしますが、乗っていた自転車のブレーキが利かず、日本一醜い中学生・不細工です代にぶつかってしまいます。みっちゃんは二人はデキていると勘違いをし、誤解を解こうと洋一がみっちゃんを追った矢先に洋一に宇宙船が墜落。洋一は死んでしまいます。


宇宙船から現れたカマキリ星人が人々を襲い、みっちゃんも標的にされてしまいます。洋一がどうすることもできないもどかしさを抱えていると、ラッキーマンが現れ、地球上では人間の身体を借りないと活動できないため、洋一の身体を貸すように言います。

ついていないことばかりだからこのまま死のうと思っていたという洋一に、ラッキーマンになればいいことずくめだと説くラッキーマン。


こうして洋一はラッキーマンとなり、カマキリ星人の前に現れます。ラッキーが武器のラッキーマンは、どんなに適当な攻撃をしてもラッキーでなんとかなります。

みっちゃんを助け、ラッキーでカマキリ星人を倒した洋一は、みっちゃんにラッキー様と慕われ、人々に感謝されながらその場を去ります。
しかし、人間に戻るといつものツイていない生活に戻ってしまうのでした。



感想


ラッキーだけで勝っちゃうヒーローというのが、なんともおまぬけなんですけど、それが時として格好良く見えることもあります。努力マンやスーパースターマン、勝利マン、友情マンなど数々の個性的なヒーローたちも登場します。

雑巾がけをする悪い星人がいて、努力マンの指摘により逆向きに雑巾をかけるのですが、小学生のころ、掃除の時間にまねをして「危ないからやめなさい」と先生に怒られた思い出…。


アニメもやっていて主題歌を歌っていたのは歌手の八代亜紀氏。ラッキーと八代亜紀と韻が踏めることから起用されたとのこと。
さらにOPは八代氏の代表曲「舟歌」のパロディから入ります。あのハスキーな歌声で「ラッキークッキー八代亜紀ー♪」と歌うんですが、それがすごく格好良いんです。




ヒーローものと言えば、こちらもおすすめです。



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