294冊目:銀河鉄道999(アンドロメダ編)/松本零士
こんばんは、Umenogummiです。
今日は宇宙SFの名作マンガです。
銀河鉄道999(アンドロメダ編)/松本零士 作
あらすじ
人間が機械の身体を手に入れることができるようになった時代、星野鉄郎は機械の身体を買うお金もなく、生まれたままの身体で寒さに震えていました。鉄郎は唯一の肉親である母を機械伯爵に殺され、天涯孤独の身となります。
「銀河鉄道999号に乗ると機械の身体がタダでもらえる惑星の駅に着く。何とかその列車に乗って機械の身体を手に入れなさい」という母の遺言で、乗れる手立てもないまま鉄郎はメガロポリスの駅へと向かいますが、凍えるような寒さのために行き倒れてしまいます。
鉄郎が気が付くと、母によく似たメーテルという美しい女性に介抱されていました。メーテルは集音機で親子の会話を聞いており、機械の身体をくれるという星の話も聞いていました。メーテルは「自分も連れて行ってくれるのなら銀河鉄道のパスをあげる」と鉄郎に提案します。
鉄郎は先ず機械伯爵の家へ行くことを条件に、メーテルの提案を呑みます。剥製となってしまった母に涙しながら、機械伯爵を討ち、鉄郎はメーテルと共に果てしない銀河の旅へと旅立ちます。
感想
小学校の図書室に、この作品とブラックジャックが置いてあって、よく読んでいました。
どの星のお話もどこか切なさが残るものとなっています。様々な星を巡る二人の旅は、とてもとても長く、鉄郎は機械の身体を手に入れることが本当に幸せなことなのか、という問いに度々向き合うことになります。
社会的な問題を取り上げていることも多く、子どもの頃読んだときは「怖いなぁ」とか「変なの」とか、一言で片づけていましたけど、今読むととても考えさせられます。
アンドロメダ編以降は未読なので、機会があれば一番最初から読んで、エターナル編も読みたいですね。
リンク
著者・松本零士氏公式サイト
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