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46冊目:おじさまと猫/桜井海

こんばんは、Umenogummiです。

ちょっと癒される作品を紹介します。


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おじさまと猫/桜井海 作

孤独な元ピアニストのおじさまと、長いことペットショップで売れ残っていたエキゾチックショートヘアーの猫・ふくまるの物語です。

著者は、ペットショップを通るたびに、成猫を見て感じた、言葉に言い表すことのできない思いをマンガにしたそうです。
もともとはTwitterで投稿していたマンガだそうで、簡潔で見やすく、何より癒されます。

お話は基本1話完結で、ふくまるかおじさまの視点から描かれています。

ペットショップで成猫となっても売れ残っていた猫は、ある日突然やってきたおじさまに「この子をください」といわれ、驚きます。
長いことペットショップの狭い場所にいた猫は、すぐに不安になったり、おどろいたりしてしまいます。それでもかわいいと撫でてくれるおじさまにすぐに心を許し、名前を決める際には「あなたになら(中略)ハナクソでもいいにゃ…」とか思ってしまう始末。(実際には『ふくまる』と名付けられます)

回を追うごとにおじさまの過去や孤独が描かれ、ふくまるがそれを支え、二人の絆はより一層強くなっていきます。
おじさまの友人・小林(犬を飼っている)、おじさまの同僚・森山、ペットショップでふくまるを気遣っていた店員・もみじ、そしておじさまをライバル視しているピアニスト・日比野など、個性的ながら温かな面々がわきを固めます。

動物ものはいやされますね。アレルギーもちなので、昔から動物を飼うことができなくて、憧れがあります。
ふくまるはおじさまが大好きで、無邪気で、怒られたらしゅんとしたり、お顔もちょっとぶちゃいくだけど、可愛いんですよね。

とにかくやさしい、傷ついた心を癒してくれるようなマンガです。

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